MQTTで始めるIoTデバイスの作り方 第5回:部屋の明るさを「パブリッシュ」するMQTTで始めるIoTデバイスづくり(5)(2/5 ページ)

» 2016年07月21日 07時00分 公開
[今岡通博MONOist]

 次の図は結線図です。

CdS光センサーを使った結線 CdS光センサーを使った結線

 前回紹介した「ArduinoをMQTTブローカーに接続する」回路に、フォトセンサーを加えたものです。フォトセンサーはここでは明るくなると電圧が低くなる配線にしています。この信号はArduinoのアナログ入力ピン「A2」に接続しています。処理の中心となるArduinoやデータをネットワークに載せるWi-Fiモジュール「ESP8266」については、連載のバックナンバーや過去の関連記事を参照してください。

・連載:MQTTで始めるIoTデバイスの作り方

・連載:Arduinoで電子工作をはじめよう!全12回連載まとめ

ブレッドボードへの実装例 ブレッドボードへの実装例

実験環境

 次の図は今回の実験環境を示したシステム構成図です。

実験環境 実験環境

 今回もWindows PCがmqttのブローカーになります。前回と同様mosquittoが動作しています。port番号は1883です。ArduinoとESP8266がmqttのパブリッシャーとして動作しており、一定間隔ごとに光センサーでとらえた明るさをパブリッシュします。

 今回はスマートフォン(Android)がサブスクライバーの役割をします。このスマホにはIoT MQTT Dashboardがインストールされています。これらの3つのノードがWi-Fiで無線ルーターに接続されており、ステーションモードとして動作します。また各ノードのIPアドレスは、無線ルーターのDHCPサーバにより図のように付与されたものとします。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.