ミドル層が転職先で起こしがちな失敗は「前職のやり方を持ち込む」ことキャリアニュース

転職支援サイト「ミドルの転職」が、「転職先企業へのなじみ方」についての調査結果を発表。転職コンサルタントの66%が、ミドル層が転職先で起こしがちな失敗は「前職の仕事のやり方を持ち込む」ことだと回答した。

» 2016年08月04日 11時00分 公開
[MONOist]

 エン・ジャパンが運営する転職支援サイト「ミドルの転職」が「転職先企業へのなじみ方」についてのアンケート調査を実施。2016年7月22日にその結果を発表した。

 調査対象は、同サイトを利用する転職コンサルタントで、そのうち111人から回答が寄せられた。まず、ミドル層が転職先企業に馴染めない、よくある失敗例を尋ねたところ、「前職の仕事のやり方を持ち込む」が66%と最も多かった。成果を早く出さなければという意識から、前職での経験を持ち込み、転職先企業のやり方を軽視してしまう人が多いようだ。

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 次に「内定〜入社までの間で、転職先企業の社風を理解するためにやっておいた方がいいこと」を尋ねた。その結果、71%が「直属の上司や同僚と会う機会を作ってもらう」と回答。理由として、入社後の状況を具体的にイメージしやすくなるため、入社後の人間関係構築がスムーズに進むようにといったコメントが寄せられた。

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入社後は「周囲とのコミュニケーションを密に取る」ことが大事

 「入社後に、転職先企業の社風に馴染むためにやっておいた方がいいこと」としては、「周囲とのコミュニケーションを密に取る」(69%)、「転職先企業の仕事の進め方を理解する」(65%)、「前職と現職を比較しない」(51%)などが上位に挙がった。

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 転職先企業に馴染むまでに時間がかかるケースを尋ねると、年代別では「50代での転職」(43%)と「40代での転職」(42%)が上位を占めた。その理由には、実績を残してきたというプライドを捨てられない人が多いという声が多く寄せられた。

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 企業規模・タイプで見た場合は、「大手企業→中小企業への転職」が53%と最も多かった。中小企業は大手企業に比べ、業務内容が幅広くなることから、馴染むまでに時間がかかるのではという意見が多く見られた。

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