どうすりゃいいの? 産業用ネットワークFAメルマガ 編集後記

流れが見えたかと思わせておいて、ところがどっこいちゃぶ台返し。

» 2016年08月19日 12時00分 公開
[三島一孝MONOist]

 この記事は、2016年8月19日発行の「FAメルマガ」に掲載されたMONOist/EE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。


どうすりゃいいの? 産業用ネットワーク

 工場内で利用する産業用ネットワークの周辺が非常にあわただしく動いています。インダストリー4.0などで「つながる工場」の実現へ盛り上がりを見せていることが要因として挙げられますが、提携や大型発表などが相次いでいます。特に大きな驚きを持って見られたのがトヨタ自動車(トヨタ)のEtherCATの採用です。2016年4月のドイツ・ハノーバーメッセ会場での発表は業界を大きく騒がせたといえます※)

関連記事:トヨタが工場内ネットワークでEtherCATを全面採用、サプライヤーにも対応要請

 トヨタは工場内の産業用ネットワークとして日本電機工業会(JEMA)が推進するFL-netを中心としていたといわれていますが、新規工場からEtherCATを中心に切り替えていく方針を示しています。ただ、既存工場などを含めて一気に全ての産業用ネットワークが切り替わるというわけではありません。

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