VR/ARが描くモノづくりのミライ 特集

「見える」から「そこにいる」が身近になってきたかメカ設計 メルマガ 編集後記

見える、見えるぞ!

» 2016年10月18日 12時00分 公開
[小林由美MONOist]

 この記事は、2016年10月17日発行の「メカ設計メールマガジン」に掲載されたMONOist/EE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。


「見える」から「そこにいる」が身近になってきたか

 2010年2月に開催された「SolidWorks World 2010」で、私はキヤノンによるMRのデモを初めて体験しました。MRによる恐竜ダンスのデモをご存じだという方は多いのではないでしょうか。

>>3次元CADも「見える」から「そこにいる」へ

 当時の記事の出だしで、『「確かに面白い。しかし、実務で本当に使えるのか?」――そう考えられてきた技術が、着々と実用化に向け、動き出している』と書いていました。「とはいえ、まだこれからよね。現場で使うには課題もまだ多そう」と感じていた私の内心をよく表しています。当時、「3D CADデータを活用したVRシステム」の現場における実用はまだこれからという時期でした。そして、このデモを記事中の写真や文章でどう表現したらよいのか、すごく悩んだことも一緒に思い出されます。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.