猫でも分かるソフトウェアのテスト網羅(7):C2カバレッジは「裸の王様」山浦恒央の“くみこみ”な話(90)(3/3 ページ)

» 2016年12月21日 11時00分 公開
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3.終わりに

 今回は、前回に引き続き、C2カバレッジで考慮しない事柄について説明しました。

 カバレッジのシリーズは今回が最終回です。本シリーズで強調したいことは、「技法には必ず利点と欠点がある」ことです。今後、読者は多くの開発技法やツールと出会うはずです。その際、メリットばかりに目を向けてはなりません。どの開発技法にもデメリットは存在します。両者を比較し、最良の開発手法を模索したり、欠点を補完する方法を見つけてください。

参考文献

 ループテストをより深く知り方は、下記の参考文献[1]の「実践的プログラムテスト入門」を読むと良いでしょう。古い本ですが、他の書籍に比べループ構造に着目したテスト手法を詳しく記述しています。

 より深く制御パステストについて知りたい方は、参考文献[3]の「知識ゼロから学ぶソフトウェアテスト 改訂版」を一度手に取ってみてください。ソフトウェアテストに関するほとんどの内容を網羅していますし、今回紹介した4つの問題点もより深く解説しています。

[1]「実践的プログラムテスト入門」(Boris Beizer著、1997年、日経BP)

[2]「デバッグ理論と実践−なぜプログラムはうまく動かないのか」(Andreas Zeller他6人著、2012年、オライリージャパン)

[3]「知識ゼロから学ぶソフトウェアテスト 改訂版」(高橋寿一著、2013年、翔泳社)


【 筆者紹介 】
山浦 恒央(やまうら つねお)

東海大学 大学院 組込み技術研究科 非常勤講師(工学博士)


1977年、日立ソフトウェアエンジニアリングに入社、2006年より、東海大学情報理工学部ソフトウェア開発工学科助教授、2007年より、同大学大学院組込み技術研究科准教授、2016年より非常勤講師。

主な著書・訳書は、「Advances in Computers」 (Academic Press社、共著)、「ピープルウエア 第2版」「ソフトウェアテスト技法」「実践的プログラムテスト入門」「デスマーチ 第2版」「ソフトウエア開発プロフェッショナル」(以上、日経BP社、共訳)、「ソフトウエア開発 55の真実と10のウソ」「初めて学ぶソフトウエアメトリクス」(以上、日経BP社、翻訳)。


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