設計事務所、設計モデルを共有できる協業型設計環境ソリューションを採用CAD事例

ダッソー・システムズは、隈研吾建築都市設計事務所が同社の建築・建設業界向け協業型設計環境「デザイン・フォー・ファブリケーション」を採用したと発表した。

» 2017年02月21日 10時00分 公開
[MONOist]

 ダッソー・システムズは2017年2月6日、隈研吾建築都市設計事務所が同社の建築・建設業界向け協業型設計環境「デザイン・フォー・ファブリケーション」を採用したと発表した。同ソリューションの活用により、同事務所は建築設計業務の品質向上と業務効率の改善を目指す。

 デザイン・フォー・ファブリケーションは、クラウド環境下で提供される協業型設計環境ソリューションだ。これにより、同事務所はほぼどのような建築でも、コンセプト設計から組み立てまで進めることができる。また、設計図に変数をひも付け、数値と形状を連動させながら設計するパラメトリック・デザインを高度化し、設計から後工程のプロセスを強化する。

 同ソリューションはクラウドベースのため、東京やパリ、北京など複数の拠点で建築プロジェクトを進める際、遠隔地にいる社員とリアルタイムでプロジェクトを進行できる。情報はデータベース全体で管理するので、ユーザーはプロジェクトの最新データに常にアクセス可能だ。また、プロジェクト全体のコストや予定を正確に把握でき、設計モデルを全ての関係者の間で共有できる。

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