1930年代から続く自前主義オートモーティブメルマガ 編集後記

あのドラマは過去のきれいな面だけをすくいとった美談で、実際は違うところも多かったかもしれません。それでも、そのきれいな面は間違いなくクルマづくりやモノづくりの一部だし、だからこそクルマが好きだなあと思えます。

» 2017年04月05日 12時00分 公開
[齊藤由希MONOist]

 この記事は、2017年4月5日発行の「オートモーティブ メールマガジン」に掲載されたMONOist/EE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。


1930年代から続く自前主義

 TBSが3月26日に放送したドラマ「リーダーズ II」を見てしまいました。ご存じの方、ご覧になった方も多いかもしれませんが、トヨタ自動車の創業期を描いたドラマです。ゼネラルモーターズ(GM)の販売店の支配人と、豊田喜一郎をモデルとした主人公が出会い、ストーリーが展開していきます。

 感受性が必要以上に豊かな筆者は、冒頭で主人公の佐藤浩市さんが書きかけの設計図を前に、病で血を吐きながら「あと少しでいいんだ、時間をくれ……」とつぶやくところで早くも涙ぐみました。

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