“自律した工場”が欲しければ、まず全数検査体制を作れFAメルマガ 編集後記

スマートファクトリーのボトルネックになり得る箇所はいくつも存在しています。

» 2017年04月07日 12時00分 公開
[三島一孝MONOist]

 この記事は、2017年4月7日発行の「FA メールマガジン」に掲載されたMONOist/EE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。


“自律した工場”が欲しければ、まず全数検査体制を作れ

 インダストリー4.0や第4次産業革命などへの注目の高まりから、工場内をIoTなどで結び“自律した工場”を目指すスマート工場化への動きが現実のものとして動き始めてきました。スマート工場の理想像は、製品の受注などの動きに対し、自律的に製造現場の機器やロボットが生産ラインを組み換えたり、生産スピードを変更したりして、人間の手を加えなくても自動的に最適な生産活動を行い続けるというような姿です。

 そのためには、「つながる」ことが重要とされてきました。異種環境差を吸収してデータ連携が行えるような情報連携プラットフォームや、IoT対応製造装置などがリリースされ、実際にこうした機器や装置、新たな情報基盤などが導入される動きも出てきました。

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