高速動作と可搬性能を備えた新型スカラロボットFAニュース

東芝機械は、新型スカラロボット「THE400」を発表した。高速動作と可搬性能を両立し、アームの追従性を大幅に改善。教示点への正確な移動軌跡が可能となった。

» 2017年05月31日 07時00分 公開
[MONOist]

 東芝機械は2017年5月12日、新型スカラロボット「THE400」を発表した。主要部品の基本性能とサーボ制御性能の向上により、アームの追従性を大幅に改善。教示点への正確な移動軌跡が可能になった。

 第1・第2関節の最大動作速度は7000mm/sec、サイクルタイムは2kg搬送時で0.3秒台を達成。最大可搬質量5kg、許容慣性モーメント0.06kgm2により、高速動作と可搬性能を両立している。

 簡易防塵用キャップ、ジャバラやハンド取り付け用ツールフランジ、カメラ取り付け用ブラケットなどのオプションも用意。クリーン、IP仕様のアームも順次販売予定だ。

 新興国の自動車部品の製造ラインなどでは、ハイタクト自動化の要求が高まっている。今回発表したTHE400は、これらの自動化ニーズに対応するため、部品の組み立てや検査、搬送作業に適するように、従来機種より基本性能を向上させた。

photo 新型スカラロボット「THE400」

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