個々の設計者の知見を集めて開放する、次世代のPIDOシステム「id8」を販売開始CAEニュース

サイバネットシステムはNoesis Solutionsによる次世代PIDOプラットフォーム「id8(アイディエイト)」の国内販売を開始すると発表。個々の設計者が持っていた知見を一カ所に集約し社内に開放・共有が可能としている。

» 2017年06月27日 10時00分 公開
[MONOist]

 サイバネットシステム(サイバネット)は2016年6月23日、Noesis Solutions(ノエシス)の開発する次世代PIDOプラットフォーム「id8(アイディエイト)」の国内販売を開始すると発表した。ノエシスはサイバネットのグループ会社で最適設計支援ツール「Optimus(オプティマス)」を開発する。id8はOptimusの機能を拡張・増強したもの。id8により、個々の設計者が持っていた知見を一カ所に集約し社内に開放・共有が可能だ。

 PIDOとは「Process Integration & Design Optimization」の略で「プロセス統合/自動化および最適化」を意味する。従来のPIDOのシステムは個人かつ固定の環境で利用するものだったが、同システムはチーム単位でデータ共有し、さまざまな環境でアクセス可能としている。

 同システムはクラウドベースでありWebブラウザからアクセス可能だ。環境を問わずシステムにアクセスし、データ共有やコミュニケーションができる。権限設定も、ユーザーや部署、グループ別など柔軟に対応できるという。

 またデータベースシステムを採用することで、最適化に伴う最適解算出の規模拡大が可能だとしている。HPCやPLM、PDMとの接続も容易であるという。

「id8(アイディエイト)」のメイン画面(出典:サイバネットシステム)

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