退職を考えたきっかけのトップは「給与が低かった」――46%が回答キャリアニュース

総合求人/転職支援サービス「エン転職」が、「退職理由」についてのアンケート調査結果を発表した。退職を考え始めたきっかけとして「給与が低かった」を挙げた人が46%と最も多かった。

» 2017年07月06日 09時00分 公開
[MONOist]

 エン・ジャパンが運営する総合求人/転職支援サービス「エン転職」は2017年6月30日、「退職理由」についてのアンケート調査結果を発表した。調査は、同サイトの利用者を対象とし、5796人から有効回答を得た。

 まず、退職を考えたことがある人に、退職を考え始めたきっかけを尋ねたところ、「給与が低かった」が最も多かった(46%)。2位は「評価や人事制度に不満があった」(37%)、3位は「残業や休日出勤が多くて辛かった」(28%)となっている。

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 年代別に見ると、25歳までの第二新卒者では「やりたい仕事ではなかった」を挙げた人が31%と多かった。全体の16%と比べて突出している。26〜34歳では「評価や人事制度に不満があった」「結婚・子育て・介護などの家庭の事情」が増加する。

7割超が転職経験あり、最初に退職を相談したのは「上司」

 退職理由を伝える上で不安な点は、「次の職場が見つかるかどうか」が最多(61%)。続いて、「退職をいつ伝えるか」(42%)、「次の職場で上手くいくかどうか」(41%)となっている。

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 転職の経験については、「ある」が73%を占めた。さらに転職経験者を対象に、退職を決めた時、最初に会社の誰に報告したかを尋ねた。その結果、「上司」が1位で(65%)、2位は「同僚」(13%)、3位は「先輩」(7%)だった。また、25歳以下では「先輩」(12%)が他の年代に比べて多かった。

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 「退職理由を伝えたタイミング」で最も多かったのは「退職を希望する日の1カ月前」(36%)。次が「退職を決めたタイミング」と「退職を希望する日の2〜3カ月前」だった(いずれも29%)。「退職を決めたタイミング(で退職理由を伝えた)」との回答は、25歳以下で最も多く、37%を占めた。

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 退職理由を伝える際に注意したことのトップ3は「なるべく早めに伝えること」(52%)、「正直な退職理由を伝えること」(40%)、「明確な退職の意思を伝えること」(35%)だった。

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