入社前のイメージと違ったのは「現在の待遇」――若手社会人の4割が失望キャリアニュース

「fabcross for エンジニア」が、若手社会人を対象にした「入社前のイメージと現状のギャップ」の調査結果を発表した。能力や人柄が、思っていたよりすごかったのは「先輩」。また、現在と将来の待遇について、約4割が不満を感じていた。

» 2017年07月24日 08時00分 公開
[MONOist]

 メイテックが運営するキャリア応援マガジン「fabcross for エンジニア」は2017年7月13日、「入社前のイメージと現状のギャップ」に関するアンケート調査の結果を発表した。

 同調査は、入社1〜3年目の若手社会人のうち、技術系職種と事務系/その他職種のそれぞれ150人を対象とした。

 まず、勤務先の企業/職場について「入社前のイメージとギャップがあったか」を尋ねた。その結果、「配属部署」については「ギャップはない」が最も多く(53.3%)、自身が予想した通りの結果になっていることが分かった。「いい意味で大きなギャップ/ある程度はギャップがある」というポジティブな反応と、「悪い意味で大きなギャップ/ある程度はギャップがある」というネガティブな反応は、どちらも2割程度だった。

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 「業務内容」と「会社のビジョン・企業文化」も、それぞれ「ギャップはない」が最多で42.9%、53.1%だった。一方、どちらも「悪い意味で大きなギャップ/ある程度はギャップがある」というネガティブな反応が3割を超えた。「業務内容」や「会社のビジョン・企業文化」に失望気味だということがうかがえる。

能力や人柄、いい意味でギャップがあったのは「先輩」

 能力や人柄については、ポジティブな反応が、上司は25.8%、先輩31.2%、同期23.1%だった。入社前のイメージと比べて、いい意味で最もギャップを感じたのは「先輩」という結果になった。悪い意味でギャップを感じたとするネガティブな反応は、上司30.1%、先輩22.6%、同期が17.5%となっている。

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 「現在の待遇(給与/福利厚生など)」は、今回の調査項目の中で最もネガティブな反応が強く、41.2%を占めた。「将来の待遇(昇級ペースなど)」も、ネガティブな反応が39.8%を占めている。新社会人の約4割が、現在と将来の待遇に不満を感じているようだ。

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