輸出入許可通知管理システムの最新版、第6次NACCSの変更点に対応製造ITニュース

キヤノンITソリューションズは、同社の「輸出入許可通知管理システム」の最新バージョンを発表した。2017年10月から運用開始となる第6次NACCSのさまざまな変更点にも対応しており、修正や検証に要する作業を大幅に軽減できる。

» 2017年08月15日 09時00分 公開
[MONOist]

 キヤノンITソリューションズは2017年7月25日、同社の「輸出入許可通知管理システム」の最新バージョン(Ver.1.02-02)を発表した。価格は300万円(税別)からで、2017年7月下旬に発売した。

 同システムは、官民共同のシステム「NACCS」が提供する輸出入許可通知情報を取り込み、データや帳票を蓄積管理する。NACCSは、輸出入における税関やその他の関係行政機関への手続きなどをオンラインで処理する。

 輸出入許可に関する情報の一覧表示や検索、さらにCSV形式やPDF形式での出力ができ、基幹システムとの連携も可能だ。関税計算や取引実績の分析、事後調査対応と幅広く活用できる。

 同年10月から第6次NACCSの運用が開始されるが、第6次NACCSでは多くの出力情報コードや帳票フォーマットが変更されている。今回発売の最新バージョンは、それらの変更に対応。同システムを利用することで、ユーザーが独自にシステムを改修する場合に比べて、修正や検証に要する作業を大幅に軽減できる。

 また、同システムを同社の貿易EDI基盤システム「EDI-Master DEX for Trade」と連携することで、NACCSからの輸出入許可通知情報をリアルタイムで管理できるようになる。

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