アジア最大級の分析機器の展示会が開幕、新たに2019年に大阪開催も発表JASIS2017

日本分析機器工業会と日本科学機器協会は共同開催している分析機器・科学機器の専門展示会「JASIS 2017」の開催に合わせて記者会見を開催。開催概要を紹介するとともに新たに大阪での展示会開催を発表した。

» 2017年09月07日 07時00分 公開
[三島一孝MONOist]

 日本分析機器工業会(JAIMA)と日本科学機器協会(JSIA)は2017年9月6日、共同で主催している分析機器・科学機器の専門展示会「JASIS 2017」(2017年9月6〜8日、千葉県・幕張メッセ)の開催に合わせて記者会見を開催。開催概要を紹介するとともに、新たに大阪で新展示会を共同開催することを発表した。

 「JASIS」は日本分析機器工業会と日本科学機器工業会が共同開催する分析機器や科学機器に特化した展示会で、アジア最大級の規模を誇る。2017年は、出展社数は506社、出展小間数は1478といずれも過去最高を更新した。主催団体の1つである日本分析機器工業会 会長の栗原権右衛門氏(日本電子 代表取締役社長)は「2017年のテーマは『未来発見。』とした。分析機器や科学機器はまさにイノベーションを支えるもの。イノベーションを生み出し将来のビジネスの発展の可能性を見つけ出せる場所を目指した」と語っている。

photo アジア最大級の分析機器・科学機器の展示会「JASIS」の様子(クリックで拡大)

 分析機器の今後の成長領域としては「ライフサイエンス」「環境」「食品」「自動車」などがあるが、これらの重点領域については、2016年開催に続いて特設ゾーンとして「ライフサイエンスイノベーション」ゾーンを設置した他、ソリューションごとに講演などを行う「オープンソリューションフォーラム」などを開催している。

photo オープンソリューションフォーラムの様子

 また、今回の新たな取り組みとしては、Web上で展示会を体験できる「JASIS WebExpo」を実施する。2016年で好評だった講演に加えて、2017年の講演やセミナー約30件を閲覧できる。また、出展社120社の製品や技術情報なども確認できる。11月30日までの開催。栗原氏は「幕張メッセでの3日間の開催という、地域的、時間的な制約を受けずに125日間どの地域にも展示会の価値を届けられるようにする。2018年以降はさらにセミナーの数や出展社のブース出展などもできるように、拡充を進めていきたい」と狙いについて述べている。

photo 「JASIS WebExpo」の申し込みページ(クリックでWebサイトへ)

2019年から大阪でも開催へ

 さらに、2019年から大阪での開催も実施するという新たな方針を示した。大阪での新たな展示会「JASIS 関西(仮称)」は2019年2月5〜7日に開催する予定。会場は、グランキューブ大阪(大阪府立国際会議場)で、出展小間枠は140コマ、約100社程度の参加を見込むとしている。

 現在幕張メッセで開催している「JASIS」の開催頻度は変えず、「JASIS 関西」については2019年から隔年での開催を計画しているという。

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