1.25×1.25×0.55mmのヘルスケア向け小型RFIDタグを発表医療機器ニュース

村田製作所は、ウェアラブルやヘルスケア向けに、小型RFIDタグ「LXMSJZNCMF-198」を開発した。1.25×1.25×0.55mmと小型で、多層セラミック基板にアンテナを内蔵している。

» 2017年09月13日 15時00分 公開
[MONOist]

 村田製作所は2017年8月31日、ウェアラブルやヘルスケア向けに、小型RFIDタグ「LXMSJZNCMF-198」を開発したと発表した。1.25×1.25×0.55mmと小型で、多層セラミック基板にアンテナを内蔵している。同月より量産を開始した。

 同製品は、多層セラミック基板の技術を活用し、RAIN RFIDタグのICチップとアンテナをパッケージ化した。小型・高感度を特徴とするImpinjのICチップ「Monza R6」を内蔵し、小型ながら良好な通信機能を備えた。UHF RFID規格ISO18000-63、EPC Global Gen2v2に準拠し、UHFのグローバル帯(865M〜928MHz)に対応する。

 小型のため、メガネや時計、その他のウェアラブルアクセサリー、検体チューブなど、ヘルスケア関連のアプリケーションに適している。特に、低温環境による結露などで一般的なラベルでは読み取りが困難となるバイオ製品では、検体チューブなどに直接埋め込めるRAIN RFIDリーダーを用いることで、検体管理を自動化できる。

photo 小型RFIDタグ「LXMSJZNCMF-198」 出典:村田製作所

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