物流の貨物ダメージ情報管理を効率化するソリューション製造ITニュース

日立ソリューションズ・クリエイトは、「貨物ダメージ情報管理ソリューション」の提供を開始した。モバイルデバイスを活用し、貨物やそのダメージ情報を現場で登録するなど、物流ダメージ情報の管理を効率化する。

» 2017年09月15日 09時00分 公開
[MONOist]

 日立ソリューションズ・クリエイトは2017年8月28日、モバイルデバイスを活用し、物流のダメージ情報管理を効率化する「貨物ダメージ情報管理ソリューション」の提供を開始した。今後3年間で、関連事業を含めて5億円の売り上げを目指す。

 カメラ機能の付いたモバイルデバイスを利用し、貨物のダメージ画像を撮影したり、貨物を特定するキー情報とダメージ情報のひも付け作業を登録するなど、作業を現場で完結することができる。従来のように後付けの作業として、画像に貨物のキー情報などを付加する必要がなくなり、作業効率が向上する。

 また、貨物ダメージが発生した際に必要となる報告書の作成時にも、従来のように貨物のキーごとにダメージ情報を集めて対象の画像を抽出、整形して添付するなどの必要がなくなる。該当する貨物のキー情報を指定するだけで、データや画像が報告用の定型フォーマットに自動的に反映される。

 他に、モバイルデバイス上での手書きサインもサポートする。現場で搬入者と受取人が記入した相互確認サインをシステムで管理することも可能だ。また、ダメージ画像に印を付けたり、コメントを書き込んだりもできる。

 オプションで、貨物基幹システムと連携して発地や経由地、運送会社といった貨物属性と、ダメージの種別やレベルなどの情報を組み合わせた分析が可能になるなど、貨物ハンドリング現場の業務改善を支援する。

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