「つながるクルマ」が変えるモビリティの未来像
特集
» 2017年10月30日 10時00分 公開

自動運転の先、クルマは何とつながるのか東京モーターショー 2017レポート(2/3 ページ)

[朴尚洙,MONOist]

トヨタが推し進めるSDL、日産は無人走行機能「SAM」

 トヨタ自動車は2016年10月に発表した「コネクティッド戦略」に基づく、さまざまなコネクテッドサービスを披露した。

 最も多くのスペースを割いていたのは、車載情報機器とスマートフォンアプリの連携インタフェースとなるSDL(Smart Device Link)関連の展示だ。車載情報機器とスマートフォンの連携プラットフォームといえば、iOS端末なら「CarPlay」、Android端末なら「Android Auto」がある。これらに対して、SDLはオープンソースソフトウェアであり、スマートフォンのOSに依存しないことが特徴になる。

SDLのコンセプトカー SDLのコンセプトカー。車両内で「Clova」のAIスピーカー機能を体験できる(クリックで拡大)

 展示では「Yahoo!カーナビ」や「NAVITIME」などのスマートフォンのカーナビアプリ、「LINE MUSIC」など音楽プレヤーアプリなどとの連携、LINEのAI技術「Clova」を用いた音声認識技術などをアピールした。「LINEもSDLに参加して、積極的な研究開発を行っている。AIスピーカー『Clove Wave』と同じ機能をクルマの中で利用できるようにしていきたい」(LINEの説明員)という。

SDLによる車載情報機器よスマートフォンの連携の事例SDLによる車載情報機器よスマートフォンの連携の事例 SDLによる車載情報機器とスマートフォンアプリの連携の事例(クリックで拡大)

 日産自動車は、自動運転技術への取り組みを総称した「NISSAN INTELLIGENT MOBILITY」を紹介した。大型スクリーンを使ってNISSAN INTELLIGENT MOBILITYの取り組みを紹介するシアターが中核で、EV「リーフ」にドライバー不要の無人走行を可能にする「SAM(Seamless Autonomous Mobility)」の技術を搭載した実証実験車も展示した。

「SAM」技術を搭載した実証実験車 「SAM」技術を搭載した実証実験車(クリックで拡大)

 この他、無人走行するSAMに対して、従来にない事態への対応法を教える「モビリティマネジャー」を疑似体験できるタブレット端末を使ったデモ展示も展開していた。

地図情報にない障害物を発見回避して走行するルートを指示 「SAM」の「モビリティマネジャー」を疑似体験できるデモ展示。地図情報にない障害物を発見したので(左)、それを回避して走行するルートを指示する(右)(クリックで拡大)

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