CEATEC JAPAN 2017
特集
» 2017年11月02日 10時00分 公開

CEATEC 2017:CEATEC 2017ロボットレポート(前編)――電機メーカーは何を見せたのか (2/3)

[大塚実,MONOist]

日立製作所は「飽きられない」コミュニケーションロボット

 日立製作所が参考出展していたのは、シニア層をターゲットにしたコミュニケーションロボット。機能的には「表情のあるスマートスピーカー」といった構成になっており、球形の頭部に、喜びや悲しみなどの表情を表示することが可能だ。

シニア向けコミュニケーションロボットのコンセプトモデル シニア向けコミュニケーションロボットのコンセプトモデル(クリックで拡大)

 コミュニケーションロボットは、「飽きられてしまう」のが大きな課題。このロボットは、長期的に利用してもらえるように、人間に共感するよう作られているそうだ。会話を通して、認知症の兆候を見つける機能も考えられている。製品化は未定。

シャープの「RoBoHoN」はWi-Fi専用モデルを投入

 シャープは、ホームアシスタントロボットを参考出展。同社は、AIとIoTを組み合わせた「AIoT」を提唱しており、このロボットはそのユーザーインタフェース(UI)という位置付け。聞いてもらえるタイミングを見計らって、自発的に話しかける機能などがあり、ホテルや住宅メーカーなど、法人向けの展開を考えているとのこと。

ロボット自体の機能はシンプルなため、低コストで導入できる ロボット自体の機能はシンプルなため、低コストで導入できる(クリックで拡大)

 同社はロボット電話として大きな話題になった「RoBoHoN(ロボホン)」のビジネス展開も進めており、新バージョンとして、LTE/3G機能を省略したWi-Fi専用モデルを投入したばかり。"ロボット電話"から電話機能を外したロボットになるが、Wi-Fi環境なら問題無いし、これで大幅な低コスト化も図れる。

タブレットと連携させて、接客や受付等の業務に活用できる教育向けに活用した事例もあるとか 「RoBoHoN」はタブレットと連携させて、接客や受付等の業務に活用できる(左)。教育向けに活用した事例もあるとか。ScratchでRoBoHoNを制御する(右)(クリックで拡大)

 またブースでは、屋外自律走行監視ロボット「SV-S500」の展示も注目を集めていた。あらかじめ設定した巡回ルートを自律走行し、映像を監視ルームに送るロボット。敷地が広く、固定カメラではカバーしきれない場合に便利だという。もともと米国市場向けに開発されたものだが、ニーズがあれば国内での展開も狙っていきたいとのこと。

昇降するアームの上にPTZカメラを搭載前輪はスタッドレスタイヤ、後輪はオムニホイールになっていた 「SV-S500」は昇降するアームの上にPTZカメラを搭載。重量は約210kgだ(左)。前輪はスタッドレスタイヤ、後輪はオムニホイールになっていた(右)(クリックで拡大)

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