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» 2018年02月21日 14時00分 公開

パナソニックの顔認証技術、複数の深層学習構造を組み合わせて精度を向上人工知能ニュース(2/2 ページ)

[朴尚洙,MONOist]
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「LUMIX」の「iA」で周辺環境によらない顔認証を実現

 「厳しい逆光条件」における顔認証精度の向上で重要な役割を果たしているのが、デジタルカメラ「LUMIX」で知られる「iA(インテリジェント・オート)」である。iAでは自動でシーン認識とパラメータ設定を行うが、これをネットワークカメラのi-Pro EXTREMEでも行えるようにした。自動画質調整や薄暗い環境でのブレの抑制によって、さまざまな状況で高い精度の顔認証を行えるようになった。

「iA」による自動画質調整「iA」による薄暗い環境でのブレの抑制 「iA」による自動画質調整(左)と薄暗い環境でのブレの抑制(右)の事例(クリックで拡大) 出典:パナソニック

 FacePROは、システムコストを削減するための工夫も施されている。i-Pro EXTREMEに、高精度認証に必要な画像だけをサーバに送信する「ベストショット機能」を搭載できるようにした。これにより、ネットワーク負荷が約10分の1、顔認証サーバの負荷も約5分の1に削減できる。システムコストで換算すると、従来比で40〜50%の削減になるという。

「ベストショット機能」によりシステムコストを削減 「ベストショット機能」によりシステムコストを削減(クリックで拡大) 出典:パナソニック

 また監視システムとしてのスケーラビリティも確保している。最大で2000台のi-Pro EXTREMEを用いた大規模/多拠点に対応するシステムを構築できるので「チェーン店舗や鉄道駅の監視システムの統合運用、スタジアム向けなどでも提案を進めていきたい」(朝比奈氏)としている。

最大で2000台のカメラによる監視システムを構築可能 最大で2000台のカメラによる監視システムを構築可能(クリックで拡大) 出典:パナソニック
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