過去最大規模、建設業界で産業用ドローン1000台を導入ドローン

DJIとSkycatchは、コマツが推進するスマートコンストラクション事業向けに高精度ドローン「EXPLORE 1」を1000台納品する。産業用ドローンの導入台数としては、これまでで最大規模になるという。

» 2018年04月10日 11時00分 公開
[MONOist]

 DJIとSkycatchは2018年3月22日、コマツが推進するスマートコンストラクション事業向けに高精度ドローン「EXPLORE 1」1000台を納品すると発表した。Skycatchの仕様を満たすために、DJIが改良したカスタムドローンとなる。産業用ドローンの導入台数としては、これまでで最大規模になるという。

photo 「Explore 1」を操縦する作業員(クリックで拡大) 出典:DJI、Skycatch

 EXPLORE 1は、カスタム可能な産業向けドローンプラットフォーム「MATRICE 100」を基に製造され、離着陸や飛行ルート設定を自動化できる。無線接続の状態や場所に関係なくドローンが収集した画像を高精度な3Dモデルにローカルで処理できるソフトウェアと、耐久性を備えた高性能コンピュータを搭載したSkycatchの「Edge1 RTKベースステーション」と併用することで、これまで手間と時間がかかっていたドローン測量を簡単かつ高速に行える。

 今後、同ドローンを使用して作成した高精度の3Dモデルのデータは、安全で生産性の高い建設現場を目指すコマツの「スマートコンストラクション」の新サービスに使用される。同サービスによって、日々の施工過程の地形や土壌の変化を迅速に把握できるようになるとしている。

photo 飛行中の「Explore 1」(クリックで拡大) 出典:DJI、Skycatch

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