4種のセンサーを使用して位置制御する業務用ロボット掃除機を発売ロボット開発ニュース

パナソニックは、ビルやホテルなどの共用部を清掃する、業務用ロボット掃除機「RULO Pro」を2018年7月に発売する。自己位置を把握しながら作業し、壁際まで接近して効率良く床面を清掃する。

» 2018年06月29日 08時00分 公開
[MONOist]
photo 業務用ロボット掃除機「RULO Pro」 出典:パナソニック

 パナソニックは2018年6月8日、ビルやホテルなどの共用部を清掃する、業務用ロボット掃除機「RULO Pro」を発表した。同年7月に受注を開始し、年間で500台の販売を目指す。

 レーザーセンサーと赤外線センサー、超音波センサー、バンパーセンサーの4種のセンサーに加え、同社独自のSLAM(Simultaneous Localization and Mapping)技術を採用。事前に登録した地図データ上で、自己位置を把握しながら作業する。壁際まで接近できるため、効率良く床面を清掃できる。

photo センサーおよびサイドブラシ(クリックで拡大) 出典:パナソニック

 集じんには、容量5l(リットル)の大型紙パック方式を採用し、フィルターの目詰まりによる集じん力の低下を防止する。着脱作業が容易な電池やスムーズに移動できるハンドルも装備し、使い勝手を向上させた。

photo 紙パック、電池交換および付属ハンドル(クリックで拡大) 出典:パナソニック

 清掃の開始や終了、異常停止などの運転状況をスマートフォンなどへメールで通知する機能も装備する。清掃終了時には、清掃を終えたエリアも同時に通知する。走行中に音声と警告灯で接近を知らせる他、万一接触した場合はバンパーセンサーで障害物を認識して停止する。

 サイズは590×650×730mmで、電池を除く本体質量は24kg。充電式リチウムイオン電池を採用し、約150分の連続使用が可能で、充電時間は約8時間となる。本体の他に、充電器、リモコン、乾電池、リモコンホルダーなどが付属する。

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