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» 2018年08月15日 09時00分 公開

ロボット普及は黎明期、利活用の壁を破る手段と国際大会の開催RRI WG報告会2018(後編)(2/3 ページ)

[三島一孝,MONOist]

ロボット人材育成への取り組み

 「人材育成」グループは、ロボット活用の裾野拡大に向けた人材育成の仕組みを具体化する役割を担う。2017年度は具体的には以下の3つの行動を行った。

  1. SIerなどの資格制度の検討
  2. 「スキル読本」の策定
  3. ロボット活用人材の育成機関整備

 「SIerなどの資格制度の検討」では、ロボットによる資格制度の配置などを調査。ロボットの普及に必要なスキルを正しく評価できる資格制度に在り方について議論を進め、具体的に検定試験の設計に取り組み始めた。さらに2016年度に策定した「スキル読本」の展開に取り組み、自治体などでは教育研修として活用した事例などもあったという。

photophoto SIerに必要な業務と技術(左)と資格制度に向けた取り組み(右)(クリックで拡大)出典:RRI

 さらにロボット活用人材育成機関の整備を進め「ロボットセンター開設型」として17機関を採択。多彩なロボットを取りそろえロボットシステムの展示や実演などを通じた導入提案の他、ロボットの操作教育や安全教育、ロボットに関する普及啓発などの講習を実施している。

photo ロボットセンター開設型人材育成機関(クリックで拡大)出典:RRI

環境整備への取り組み

 「環境整備」グループは、ロボットの普及を促進する環境整備を推進する。具体的には、以下の2つの取り組みを行った。

  1. 規制改革要望の提案
  2. 人協働ロボット普及に向けた環境整備の提案

 具体的には、ロボット技術に伴う規制改革について「製造業」「商業施設」「介護」「建設」「物流」の5分野において、提案をまとめる。さらに人協働ロボットについてもこの5分野で検討を行い、普及に向けた方策提言をとりまとめる。

 2018年度はこれらの「マッチング活動」グループと「人材育成」グループを統合し「人材育成・マッチング」グループとして連携した取り組みを進める方針を示している。

photo 2018年度のロボット利活用WGの取り組み(クリックで拡大)出典:RRI

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