エンジニア歴30年超の「カウンセラー」が支える、派遣エンジニアの働き方とは派遣エンジニアのワークスタイル

派遣会社の「正社員」として無期雇用され、クライアント各社に配属されて仕事をする「常用型派遣エンジニア」。30年超のエンジニア歴を持つスタッフサービス・エンジニアリングの「カウンセラー」に、こうした派遣エンジニアの働き方について聞いた。

» 2018年09月18日 10時00分 公開
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 派遣会社に「登録」するスタイルではなく、派遣会社の「正社員」として無期雇用され、クライアント各社に配属されて仕事をする「常用型派遣エンジニア」。雇用や給与面で派遣先企業の都合に影響されることはなく、有給、残業代、昇給など、社員としての待遇が保証される。万が一配属先がすぐには決まらなくても、給与を得ながら準備することもできる。

 スタッフサービス・エンジニアリング(以下、SSE)には現在、機械、電気・電子、情報、化学など、9000人以上のエンジニアが社員として在籍。約2000社の取引先企業と、各社員のスキルや特性、希望などをマッチングした上で配属されている。

未経験でも、キャリアチェンジでも

 SSEの大きな特徴は、未経験者の育成にも力を入れていることだ。学校で技術を学んだこともなく、その分野で仕事をした経験もなければ、一般的にエンジニアとしての就職は非常にハードルが高い。しかしSSEでは、充実した研修や勉強会、万全のバックアップ体制により、未経験者にもエンジニアの道が開かれている。

 もう1つの大きな特徴は「カウンセラー」の存在である。カウンセラーは、自身もベテランエンジニアで、SSEの社員一人一人と将来像や目標を共有し、キャリア設計や必要なスキルなどさまざまなアドバイスをしてくれる「伴走者」だ。何を学ぶべきか、どこを目指すべきか、あるいはキャリア設計そのものに悩んでいても、一緒に考え、支援してくれる。

SSEでカウンセラーを務める内藤淳久氏 SSEでカウンセラーを務める内藤淳久氏

 そこで、SSEのカウンセラーを務める内藤淳久氏と守恒祐氏に、SSEのエンジニアがどのような働き方をしているのかを聞いた。

 エンジニア歴34年の内藤氏は、グローバルIT企業でディスプレイ端末装置、PC、ワークステーションの製品企画、開発・設計を担当。海外工場の量産立ち上げをけん引し、開発設計を横串で技術支援する部門の責任者も務めた経験を持つ。「派遣という働き方は、1社で長く仕事をする場合もありますが、多くの企業や業務を経験することで、幅広い知識を身に付けたり、人間関係を構築したりすることもできます。またSSEには40歳代、50歳代で入社する方も多く、ある分野では十分なスキルを持っている方が新たな分野に挑戦し、キャリアチェンジをするケースもめずらしくありません」(内藤氏)。

 エンジニア歴30年の守氏は、情報機器メーカーで主に通信機関系のハードウェア設計・開発に携わってきた。PHS、3G・4G携帯電話システム開発では機器仕様立案から量産化まで一連に携わり、マネジメントや企画も経験している。「将来的にメーカーなどに入社することを希望しているならば、そこに向かっての支援も行います。実際に、メーカーへの就職という形で『卒業』する方もいます。また、未経験で入社した方でも一定のスキルを身に付ければ、派遣先企業もわれわれのバックアップ体制を信頼して受け入れてくださっています」(守氏)。

 企業の都合でプロジェクトや業務が止まっても、派遣エンジニアならば別の企業でキャリアをつないでいくことが可能。ベテランになってもずっと現場のエンジニアとして働きたいという希望もかなえることができる。常用型派遣エンジニアは、極めて自由度の高い働き方が可能なのだ。

派遣エンジニアに何が求められているのか

SSEでカウンセラーを務める守恒祐氏 SSEでカウンセラーを務める守恒祐氏

 では第4次産業革命といわれる昨今、エンジニアに対してどういうニーズがあるのだろうか。

 内藤氏は「新しい技術が登場しているだけでなく、それらを融合していくには創造力や企画立案力が求められます。一方で、派遣エンジニアに専門的な知識と同時に幅広い知識が要求されることは、これまでも、これからも変わらないと思います」と語る。

 守氏は「電気、機械、化学といった境界が曖昧になりつつあり、複合的な知識が必要となっています。かつ、最先端で派遣社員として活躍したいと考えるならば、AIやビッグデータなどどこで自分の強みを出すのかを、より強く意識していくことが存在価値につながるのではないでしょうか」と述べる。

 しかし、2人が口をそろえて強調するのは「ヒューマンスキル」(前向きであるか、コミュニケーション能力が高いかなどの人間力)の重要性である。

 「派遣先企業にはそれぞれの風土があり、仕事の進め方も異なります。早くその企業のやり方を覚え、自分が持っているスキルで適応するには、ヒューマンスキルが必要です。それができてこそ、技術力が生かせるはずです」と守氏。

 内藤氏も「前向きで一生懸命やっている人が評価されます。年齢は関係ありません。未経験の場合でも、ヒューマンスキルが高ければ、吸収できるし周りも教えやすいので、間違いなく伸びます」とヒューマンスキルの重要性を指摘する。

 また「言われたことをやる」というイメージがあるかもしれないが「今は、派遣エンジニアもチームの一員として見られるようになっています。言われたことをやるのは当然ですが、プラスαの提案をするなど付加価値も求められています。それにはコミュニケーションをとって目的を理解できる力が必須です」(守氏)。

 前職では派遣エンジニアを受け入れる立場も経験したという内藤氏は「その当時は3つのことを重要視していました。1つ目はコミュニケーション能力と協調性、2つ目は熱意や仕事に対する取り組み姿勢、向上心。そして3つ目がその人が仕事にマッチするかどうか。1つ目と2つ目が重要で、これらのレベルが高い方は概ね適応力が高いので、3つ目はほとんど心配ありません」と説明する。

派遣エンジニアにとって重要なのは「ヒューマンスキル」と語る内藤氏(左)と守氏(右) 派遣エンジニアにとって重要なのは「ヒューマンスキル」と語る内藤氏(左)と守氏(右)

 SSEでは、機械、電気、情報、化学などのテクニカルスキルだけでなく、分野を問わず共通に必要なヒューマンスキルの教育指導も行っているので、社会人としても成長することが可能だ。これからエンジニアとして成長したい人、新たな分野にチャレンジしたい人、これまでの経験や知識を生かしたい人など、一人一人が目指すエンジニアを実現するための支援体制が整っている。

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