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» 2018年09月18日 08時00分 公開

スマートアグリ:AIプラットフォームを活用したスマート農業ソリューションの実証試験開始

キヤノンITソリューションズは、AIプラットフォーム「LaiGHT」を活用したスマート農業ソリューションの技術開発と実証試験を開始する。LaiGHTは、生育状況の数値化や未来の収穫量を予測するAIの開発などに活用される。

[MONOist]

 キヤノンITソリューションズは2018年8月30日、AI(人工知能)プラットフォーム「LaiGHT(ライト)」を活用したスマート農業ソリューションの技術開発と実証試験を開始すると発表した。

 LaiGHTは、少数のAIエンジニアで、多くのAI開発を迅速かつ効率的に行うことができる。学習データ管理機能、計算リソース管理機能、学習結果視覚化機能などを装備し、これまで個々に行われていた一連の作業を支援し、開発を効率化する。

photo AIプラットフォーム「LaiGHT」を活用したソリューション(クリックで拡大) 出典:キヤノンITソリューションズ

 今回の実証試験は、九州大学大学院農学研究院准教授の岡安崇史氏と連携して進められる。LaiGHTは、カメラの映像からイチゴの生育状況を数値化する画像認識AIや、生育状況と温度、湿度などの環境データを基にイチゴの未来の収穫量を予測する収量予測AIの開発の他、日々のデータ解析の実行基盤としても活用されている。

photo カメラを活用したスマート農業ソリューション全体図 出典:キヤノンITソリューションズ
photo イチゴハウス内に取り付けられたカメラ 出典:キヤノンITソリューションズ

 実証試験では、ビニールハウスに取り付けたネットワークカメラで定点を定期撮影し、撮影画像を画像解析クラウドに転送する。これを利用し、LaiGHTが管理する実行基盤によって生育状況の数値化などの解析処理を実施。画像認識AIが画像から、着花数、着果数、果実成熟度、葉面積情報などの生育に関する情報を自動抽出し、収量予測AIが収穫適期と収穫量を予測する。生産者はスマートフォンなどの端末から解析結果を確認でき、データを活用した農作業や出荷計画を立てられる。

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