荷物の形状や色をAIで分析し、自動で仕分けする搬送システムを構築製造ITニュース

アクロクエストテクノロジーは、第一工業、東洋電機と共同で、自動仕分けによる搬送システムを開発した。画像、動画解析AIソリューション「Torrentio Video」を活用し、荷物の形状や色をAIでリアルタイムに分析、判別する。

» 2018年10月01日 09時00分 公開
[MONOist]

 アクロクエストテクノロジーは2018年9月11日、同社の画像、動画解析AI(人工知能)ソリューション「Torrentio Video」を活用した自動仕分けによる搬送システムを発表した。第一工業、東洋電機との共同による。

 Torrentio Videoは、IoT(モノのインターネット)アプリケーションプラットフォーム「Torrentio」シリーズの1つ。市販のネットワークカメラで特定物体が検知でき、エッジ処理により画像や動画を高速で解析する。

 3社は、搬送ラインを流れる荷物をカメラで撮影し、荷物の形状や色をAIでリアルタイムに分析・判別することにより、物品を自動で仕分けする搬送システムの開発に成功した。この分析や判別の自動化に活用したのが、Torrentio Videoだ。

 バーコードやセンサーによる従来の仕分け方法では、荷物の形状や色までは判別できず、多様な荷物や製品を取り扱う物流業・製造業では、仕分け作業に多大な労力がかかっていた。今回開発した自動仕分けによる搬送システムは、その労力を削減し、仕分けの精度を向上することが期待されている。

photo 自動仕分けによる搬送システム(クリックで拡大) 出典:アクロクエストテクノロジー

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