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» 2018年11月16日 06時00分 公開

組み込み開発ニュース:小型安価はそのままに性能アップ、ラズパイAシリーズに新モデル登場

英国Raspberry Pi(ラズベリーパイ)財団は2018年11月15日(現地時間)、シングルボードコンピュータの新製品「Raspberry Pi 3 Model A+」を発表した。日本では「電波法に基づく技術基準適合証明(技適)の取得が完了次第」(ケイエスワイ担当者)の販売となる。メーカー標準価格は25米ドル。

[松本貴志,MONOist]

 英国Raspberry Pi(ラズベリーパイ)財団は2018年11月15日(現地時間)、シングルボードコンピュータの新製品「Raspberry Pi 3 Model A+」を発表した。既に欧州や米国などでは販売を開始しているが、日本では「電波法に基づく技術基準適合証明(技適)の取得が完了次第」(ケイエスワイ担当者)の販売となる。メーカー標準価格は25米ドル。

Raspberry Pi 3 Model A+(クリックで拡大) 出典:Raspberry Pi財団

クアッドコアSoCとWi-Fi追加でパワーアップ

 同製品は、Raspberry Piファミリーの中で小型かつ安価が特徴のRaspberry Pi Model Aシリーズをブラッシュアップしたもの。既に販売されている「Raspberry Pi 3 Model B+」と同じく、64ビット1.4GHz動作のクアッドコアSoC(System on Chip)を備え、GPUの処理性能も向上させた。サイズは65×56×12mmで、前モデルよりフォームファクタを継承している。

Raspberry Pi 3 Model A+と旧モデル「Raspberry Pi Model A+」の基本仕様比較
Raspberry Pi 3 Model A+ Raspberry Pi Model A+
SoC Broadcom BCM2837B0 Broadcom BCM2835
CPU 1.4GHz クアッドコア Cortex-A53 700MHz シングルコア ARM1176JZF-S
GPU デュアルコア VideoCore IV 400MHz(3D 300MHz) デュアルコア VideoCore IV 250MHz
メモリ LPDDR2 SDRAM 512MB LPDDR2 SDRAM 256MB/512MB

 また、新たにIEEE 802.11 b/g/n/acのWi-Fi、Bluetooth 4.2とBLE(Bluetooth Low Energy)の無線通信機能を追加。米国FCCなど各国認証を取得済みとし、同製品を組み込んだ場合の適合性試験コストを抑制できる。USBストレージからの起動や熱管理システムも改良した。

 インタフェースはGPIO(電源、UART、I2C、SPI、I2Sを含む)が40ピン、USB2.0 Type A、フルサイズHDMI、MIPI DSIディスプレイポート、MIPI CSIカメラポート、3.5mm 4極ステレオ/コンポジットジャックをそれぞれ1ポートずつ備える。内蔵ストレージはmicroSDメモリカードとなる。

 入力電源は5V、2.5Aで、動作温度範囲は0〜50℃。同製品は少なくとも2023年1月まで生産を継続するという。

Raspberry Pi 3 Model B+とのサイズ比較(クリックで拡大) 出典:Raspberry Pi財団

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