産業接続プラットフォーム最新版を発表、接続機能やセキュリティを改良製造ITニュース

PTCは、産業接続プラットフォームの最新版「KEPServerEX バージョン6.6」を発表した。新たに「EUROMAP 63ドライバー」を追加し、射出成形機(IMM)への接続機能を改良した。

» 2018年12月17日 09時00分 公開
[MONOist]

 PTCは2018年11月14日、産業接続プラットフォームの最新版「KEPServerEX バージョン6.6」を発表した。コンピュータ数値制御(CNC)機、射出成形機(IMM)への接続機能を改良した他、セキュリティ機能を強化した。

 最新版では、新たに「EUROMAP 63ドライバー」を追加。IMM分野で使用されるファイルベースのオープンソースプロトコルで、EUROMAP 63対応のIMMであれば、リアルタイムでのデータ監視やパラメーター制御が可能になる。

 従来は、IMMを導入する企業がデータを収集する際にベンダー独自のMESソフトウェアや自社開発のソリューションなどを使用する必要があった。EUROMAP 63ドライバーが追加されたことで、生産活動のさらなる可視化やダウンタイムの低減、コストの削減などが見込まれる。

 また、OPCクライアントとCNC間のデータ交換を行う「Fanuc Focas Ethernetドライバー」の機能も強化した。マニュアルのパラメーターテーブルに記載されたどのパラメーターでも、データの読み込みや活用ができる。これにより、FanucのCNC機から取得したより多くのデータを利用できる。

 セキュリティ機能では、最新の標準と規格に対応。製品のセキュリティを継続的に改善し、セキュリティ上の脅威に関わるリスクを軽減する。

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