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» 2019年02月07日 11時00分 公開

DMS2019:紙で作るフルカラー3Dプリンタ、安くて造形物も可燃物として捨てられる

伊藤忠マシンテクノスは、「第1回 次世代3Dプリンタ展」に出展し、紙を材料に使うMcor Technologies製の3Dプリンタ「ArkePro」を披露した。

[三島一孝,MONOist]

 伊藤忠マシンテクノスは、「第1回 次世代3Dプリンタ展」(2019年2月6日〜8日、東京ビッグサイト)に出展し、紙を材料に使うMcor Technologies製の3Dプリンタ「ArkePro」を披露した。

photo 紙の3Dプリンタ「ArkePro」(クリックで拡大)

紙で作る3Dプリンタ

 今回出展したMcor Technologies製の3Dプリンタ「ArkePro」は材料にロール製の紙を使うことが特徴だ。紙を積み重ねることで造形する。3Dプリンタでは樹脂や金属を使うものが多かったが、紙で作ることで材料費を抑えることなどが可能となる他、着色が容易でフルカラーの造形物を簡単に作ることができる。

photo 「ArkePro」で製作したサンプル。通常のインクジェット方式で紙を着色し、フルカラー造形が容易。紙を積層しているので年輪のような跡が見える(クリックで拡大)

 紙の厚さは0.1mmとなり、それが積層ピッチとなる。積層時には切れ込みを入れて積層し造形したワークは直方体の形状で造形される。その後、外から剥いていくと、設計したワークが姿を現す。

photo 直方体で造形されその外部を“剥く”ことでワークが姿を現す(クリックで拡大)

 価格は「350万円前後」(伊藤忠マシンテクノスの産業機械二部 部長代行の門脇徹志氏)で、伊藤忠マシンテクノスを通じて2019年4月頃から販売を開始する予定だという。材料費は15×15×5cmの仮面形状のサンプルで「3000〜4000円程度」(同氏)とする。造形時間は同サイズで「7〜8時間程度」(同氏)としている。

 門脇氏は「紙を使う利点は、材料費などが安く、着色が容易である点だ。さらに造形物も可燃物として簡単に捨てられるので、さまざまな使い道があると考えている。通常の試作用途の他、医療用途や新たなサービスでの活用などさまざまな方向性で提案を進めていく」と述べている。

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