足りないなら、ロボットインテグレーターになってしまえよFAメルマガ 編集後記

市場は今後大きく拡大する可能性があります。

» 2019年02月15日 12時00分 公開
[三島一孝MONOist]

 この記事は、2019年2月1日発行の「FA メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。

足りないなら、ロボットインテグレーターになってしまえよ

 人手不足の対策としてロボットへの注目が集まっています。以前から活用が進んでいた工場では、組み立て作業などへの適用領域の拡大が期待されており、一方で従来使用されていなかった領域での使用も広がりつつあります。道案内などを行うコミュニケーションロボットやサービスロボットなどの他、従来は工場向けだったロボットを飲食店のバックヤードなどで使うケースも見られるようになりました。

 こうしたロボットの普及と合わせて問題が顕在化してきたのがロボットインテグレーターの不足です。増えるロボットニーズの一方でロボットは半完成品で、どういう動作をさせるのかを設定したりプログラミングしたりする必要があります。これらの導入を行うインテグレーターが全国的に不足しており、ロボットを導入したくてもできないという状況が生まれているのです。

 こうした中で、新たに「ロボットインテグレーターになる」と名乗りを上げたのがNECです。2019年2月1日にNECはロボット導入トータルサポートパッケージを発表しました。詳しくは記事※)を見ていただければと思いますが、ロボット導入コンサルティング、構成要素の手配、ロボット稼働状況管理システムなどを包括的に提供するとしています。

※)関連記事:NECが協働ロボットのインテグレーターに、「匠」によるライン設計が違いを生む

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