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» 2019年02月21日 07時00分 公開

FAニュース:高速動作や高密度配置が可能な、高加圧対応スポット溶接ロボット

安川電機は、スポット溶接用途ロボット「MOTOMAN-SP130」を発売した。可搬質量130kgで、新開発の2.5kWサーボモーターにより、高加圧スポット溶接への対応力が向上している。

[MONOist]

 安川電機は2019年1月31日、スポット溶接用途ロボット「MOTOMAN-SP」シリーズの新製品「MOTOMAN-SP130」を発売した。価格はオープン。本体サイズと動作速度が既存の「MOTOMAN-SP100」(可搬質量100kg)と同等でありながら、可搬質量が130kgで、高加圧対応の溶接ガン搭載に対応する。

 従来の容量1.5および2.0kWのスポット溶接電動ガン用サーボモーターに加えて、2.5kWのサーボモーターを開発。この新モーターにより、アルミニウムやハイテン(高張力鋼板)などの高加圧スポット溶接への対応力が高まっている。さらに、MOTOMAN-SPシリーズに対応する電動ガン用サーボモーターは、バッテリーレス化しているため、生産性や保守性の向上に貢献する。

 直線動作時の最高速度制限は、各最高速度動作指定(VMAX機能)によって撤廃した。ロボットの位置や姿勢に応じて、直線動作できる最高速度を自動で計算し、従来の速度を超える速さで動くため、ロボットの動作時間が短くなる。

 また、新しい軌跡制御を採用して軌跡誤差を最小化した。これにより、テスト運転やプレイバック時も、動作速度の変化に関係なく、同じ軌跡で動作する。

 配線スペースと時間の削減にも貢献する。ロボットとコントローラーをつなぐケーブルが1本になったため、設備周りがすっきりし、配線時間を大幅に短縮する。メンテナンス性も向上しており、異常発生時には、プログラミングペンダント上にアラームが表示されるなど、異常場所が分かりやすくなった。各部位にマルチポートを標準搭載し、通信線の断線時に異常場所を特定するための仮配線ができる。

 さらに、中型、大型機種に対応する新型ロボットコントローラー「YRC1000」と組み合わせると、ロボットを最大限に活用できる。YRC1000は、電源回生機能を標準搭載しており、電圧変換回路により、380〜480Vの海外電圧に変圧器なしで対応する。

photo スポット溶接ロボット「MOTOMAN-SP130」 出典:安川電機

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