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» 2019年02月25日 16時00分 公開

CAEニュース:汎用CAE「ANSYS 2019 R1」、構造解析は「いかに速く、効率的に解析ができるか」 (2/3)

[小林由美,MONOist]

トポロジー最適化機能など

 トポロジー最適化機能は新たに定常熱伝導解析との連携と結果のスムージング機能を追加。従来はCADで行うしかなかったスムージングの処理がMechanicalの中で行える。

定常熱伝導解析と連携するトポロジー最適化

 積層造形関連の機能「ANSYS Additive Suite」については「ANSYS Additive Science」を追加。金属3Dプリンタのパラメータが最適化できる。また新たにボクセルメッシングやテトラメッシングに対応した。対応する造形材料も増やした。今後はGranta Designの持つ積層造形関連の知見やデータベースも活用していく予定だ。

 Distributed ANSYS(DMP)は、計算時にクラスタリングするのか、大規模計算するのかなどにかかわらず、全ての計算に対応できる。SMART Fractureをサポートし、スケーラビリティ(並列計算性能)向上をかなえたという。

CNCHとDMPにおけるスケーラビリティについて

 またパートナー企業VirtualMotionのメッシュフリーMBD(マルチボディーダイナミクス)ツールである「DAFUL(ダフル)」を新しい機構解析モジュールとして提供する。MBD技術を応用し、マルチボディーシステムと構造システムを統合したツールであり、大変形などの非線形解析に強い。

電磁場解析関連

電磁場解析関連について説明した、アンシス・ジャパンのシニアアプリケーションエンジニア 古賀誉大氏

 高周波解析ツールの「HFSS SBR+」は「ANSYS Savant」の技術を組み込み、レイトレース法を用いて超大規模電磁界解析を効率化。5Gや自動運転やコネクテッドカー時代の開発ニーズに対応したという。実際の走行状況や道路環境を考慮したミリ波レーダー向けドップラーレンジ解析ツールも追加した。実際の走行状況や道路環境を考慮できるミリ波レーダー向けドップラーレンジ解析ツールも加わった。


レイトレース法を用いた超大規模電磁界解析
ミリ波レーダー向けドップラーレンジ解析ツール

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