製造業×品質、転換期を迎えるモノづくりの在り方 特集

不正を犯す現場では何が起きているのかモノづくり総合版メルマガ 編集後記

不適切検査が相次ぐ日本製造業。現場は厳しいプレッシャーにさらされています。

» 2019年03月07日 12時00分 公開
[松本貴志MONOist]

 この記事は、2019年2月28日発行の「モノづくり総合版 メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。


不正を犯す現場では何が起きているのか

 不適切検査など品質保証に対する懸念が相次ぐ日本製造業。2019年3月5日にもIHIと三菱電機グループで新たに不適切行為が発覚しました。

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 これら不適切検査やその他の企業不祥事では、その発生原因としてほぼ必ず「コンプライアンス意識の欠如」「コーポレートガバナンスの不全」といった要素が挙げられます。一方で、不適切検査に関する取材や調査報告書の精読を進めていくうちに、どうもこれらの言葉でまとめるには非常に難しい、危機的な現場の状況が浮かび上がってきました。

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