電力損失ゼロの小型非接触電流センサー組み込み開発ニュース

ロームは、電力損失ゼロの小型非接触電流センサー「BM14270MUV-LB」を開発したと発表した。大電力を扱う産業機器からバッテリー駆動する小型機器まで、さまざまな分野での利用を見込む。

» 2019年04月03日 08時00分 公開
[MONOist]

 ロームは2019年3月8日、電力損失ゼロの小型非接触電流センサー「BM14270MUV-LB」を発表した。大電力を扱う産業機器からバッテリー駆動する小型機器まで、さまざまな分野での利用を見込む。大きさは3.5×3.5×1mm。現在、サンプル出荷中で、同年7月より月産10万個体制で量産開始予定だ。

photo 電力損失ゼロの小型非接触電流センサー「BM14270MUV-LB」 出典:ローム

 BM14270MUV-LBは、特殊なアモルファスワイヤを使用したMI素子を採用。従来の電流センサーと異なり非接触で磁場を検出することから、電力損失ゼロ(発熱レス)で高感度の電流検知ができる。MI素子を利用することで、低消費電流動作0.07mA(従来品比100分の1)も可能になった。

photo 各種電流センサーとの比較(クリックで拡大) 出典:ローム

 また、ノイズに対する外乱磁場キャンセル機能も搭載している。基板の往復配線上に製品を実装し、外乱磁場の影響のみ相殺することで、必要な磁場だけを検出できる。シールド対策が不要になるため、設計がシンプルになった。

 さらに、A-Dコンバーター内蔵のデジタル出力を採用。サーバなどに実装する場合でもマイコンの負担を減らし、より手軽に電流モニターができる。

 サーバや太陽光発電システムなどインフラ設備、大電力を扱うロボットやFA機器、エアコンなどの機械設備、バッテリー駆動のドローンなどのアプリケーションにおいて、電力の見える化と安全対策に貢献する。

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