日米欧、新旧、ハイパワーと電動車、サンノゼのクルマ社会の多様性モノづくり総合版メルマガ 編集後記

ダイヴァーシティー。

» 2019年04月04日 12時00分 公開
[齊藤由希MONOist]

 この記事は、2019年4月4日発行の「モノづくり総合版 メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。


日米欧、新旧、ハイパワーと電動車、サンノゼのクルマ社会の多様性

 米国はとても広くて、いろいろな人が暮らしている。街ゆくクルマを眺めていて、そんな当たり前のことをひしひしと感じました。2019年は1月にラスベガス、3月はサンノゼに行きました。ちょっとしたジェット族気分です。2018年1月のCESが初めての単独海外渡航で緊張し通しだったのに比べると、ずいぶんと海外に行くことに慣れたなあと我ながら思います。

 ラスベガスとサンノゼは600kmほどしか離れていませんが、かたやシンシティー、かたやシリコンバレーですから、まったく雰囲気の違う街でした。ちなみにサンノゼ出張中は、9割がたの食事がおいしかったのが衝撃です。おいしいものを食べると街への好感度が一気に高まりますね。

 サンフランシスコ国際空港に到着すると、メルセデスベンツ「Eクラス」の先代モデルがお迎えに。派手で色気のある現行モデルに比べると、先代Eクラスは武骨で、質実剛健な「人を快適に運ぶ道具」という感じがしました。Eクラスに運ばれてサンノゼまでの高速道路を走り始めると、「ああ、米国に来たなあ」と実感します。それは別に大きなSUVやピックアップが走っているだけが理由ではありません。日本よりも速いクルマの流れ、ほこりっぽいクルマが多いことなどから、外国に来たのだと強く感じます。

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