超高解像度12Mピクセルのマルチモダリティモニターを開発中医療機器ニュース

EIZOは、解像度12Mピクセルの医用画像表示カラーモニターを開発中だと発表した。解像度12Mピクセル30.9型の画面上に、複数の医用画像を一括して表示できる他、表示安定化機能を採用予定だ。

» 2019年04月23日 15時00分 公開
[MONOist]

 EIZOは2019年4月3日、解像度12Mピクセルの医用画像表示カラーモニターを開発中だと発表した。発売は同年12月を予定しており、価格は未定だ。

 開発中のモニターは、2014年2月より販売中の解像度8Mピクセル(4096×2160ピクセル)のマルチモダリティモニター「RadiForce RX850」の後続モデル。解像度12Mピクセル(4200×2800ピクセル)30.9型の画面上に、複数の医用画像を一括して表示できる。

 医療の現場で扱う医用画像の種類と量は増加しており、画像をより効率的、かつ快適に読影できる環境が求められている。今後もこの傾向は続くとされ、複数画像を一括して鮮明に表示するマルチモダリティの需要拡大が見込まれている。

 新モデルには、特許出願中のAI(人工知能)を活用した表示安定化機能を採用予定。周囲の温度推定にAIを活用することで、輝度、階調、色度などの表示特性を安定化できる。多種多量の画像データを1画面上で効率よく、かつ快適に閲覧可能になるため、読影効率のさらなる向上が期待できる。

photo 医用画像表示カラーモニターのイメージ 出典:EIZO

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