特集:IoTがもたらす製造業の革新〜進化する製品、サービス、工場のかたち〜
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» 2019年04月24日 14時00分 公開

ハノーバーメッセ2019:量子コンピューティングを製造現場へ、組み合わせ最適化の価値を訴えた富士通 (2/2)

[三島一孝,MONOist]
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インテリジェントダッシュボードは可視性が進化

 生産状況などを、経営層や工場長、現場などのそれぞれの階層に合わせて見える化を実現する「Intelligent Dashboard(インテリジェントダッシュボード)」については、可視性を大きく進化させたことを紹介した。新たに「WebGL」に対応し3次元での表現力を強化。自由視点で視点をさまざまに変更しながら、機器の配置やそれぞれの稼働情報を確認することなどが可能である。デモ用ではあるが「ウォークスルー」などの機能も追加。工場内を歩きながら各種データを点検するような視点を提供可能としている。

 可視性を大きく強化したことについて及川氏は「スマートファクトリー化が進む中で、工場内で取得できるデータが大きく増え、これらを分かりやすく表現する重要性が高まってきている。関わるそれぞれの情報を直感的に示すことが、状況把握を高めることにつながる」と価値を訴えた。

photo 「ウォークスルー」で実装ラインを点検しているイメージ。各種データを歩きながら点検しているような視点を提供する(クリックで拡大)出典:富士通

 また、工場向けだけではなく、インテリジェントダッシュボードをスマートシティーに活用するような応用提案も示した。台湾のダムのスマート化を目指したプロジェクトと協業し、ダムの情報をリアルタイムに把握し、水の効率的利用や防災などに活用できるようにする。

 まだ、コンセプトデモの段階でリアルタイムデータとの連携などは行っていないが、及川氏は「工場などよりも規模やデータ量が大きな領域でも活用できることを示すことができた。さまざまな応用展開を進めていく」と述べていた。

photo 台湾スマートダムプロジェクト向けのインテリジェントダッシュボード画面イメージ(クリックで拡大)出典:富士通

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