ケーブルを内装したスポット溶接ロボットを出荷開始、設置床面積を23%削減FAニュース

ファナックは、車体製造のスポット溶接ロボット「R-2000i」シリーズのラインアップを拡充し、「R-2000iD/210FH」の出荷を開始する。中空アーム構造を採用しており、ケーブルを内装している。

» 2019年05月06日 07時00分 公開
[MONOist]

 ファナックは2019年4月8日、車体製造のスポット溶接ロボット「R-2000i」シリーズのラインアップを拡充し、「R-2000iD/210FH」を発表した。中空アーム構造を採用しており、ケーブルを内装。同月より、出荷を開始する。

 電源ケーブルや冷却水ホースなどの配管配線が必要となるスポット溶接は、これまで配管配線を外装するパッケージが一般的だった。R-2000iD/210FHのケーブルは、配管配線の耐久寿命を十分に確保し、配管配線類をアーム内に格納。配管配線の周辺設備との接触を気にすることなく、正確にオフラインティーチングできる。

 また、従来機と比較して設置床面積を23%、機構部質量を10%削減しており、小型架台にも設置できる。手首部干渉半径も13%削減し、これまで以上に密集した設置レイアウトに対応する。

photo スポット溶接ロボット「R-2000iD/210FH」(クリックで拡大) 出典:ファナック

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