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» 2019年06月10日 10時00分 公開

製造マネジメントニュース:売上高1兆円を目指す日立のインダストリーセクター、強みは「一体運営」にあり (3/4)

[朴尚洙,MONOist]

アマダ、サントリー食品、エフピコとのLumadaデジタルソリューション

 これら「際」をつなぐためのLumadaデジタルソリューションは、さまざまな顧客との間で実践の段階に入っている。例えば、アマダとの事例では、タテにつなぐ次世代マニュファクチュアリングとして、プロダクト導入、OTへの展開、IoT化への対応、ITとの融合という段階を踏んで取り組みが進んでいる。サントリー食品インターナショナルとは、ヨコにつなぐ次世代マニュファクチュアリングとして、熟練スタッフによる生産計画立案をLumadaとAIで自動化するとともに、立案時間を40時間から1時間に短縮することにも成功している。

アマダサントリー食品インターナショナル アマダとのタテにつなぐ次世代マニュファクチャリングの事例(左)。サントリー食品インターナショナルとのヨコにつなぐ次世代マニュファクチュアリングの事例(右)(クリックで拡大) 出典:日立製作所

 食品トレー大手のエフピコとは、ヨコにつなぐ次世代ロジスティクスとして、ITシステム導入、OTへの展開、OT拡張・保守とアフターサービス強化を進めた上で、2019年からはSCM協調の段階に入っている。

エフピコとのヨコにつなぐ次世代ロジスティクスの事例 エフピコとのヨコにつなぐ次世代ロジスティクスの事例(クリックで拡大) 出典:日立製作所

 ヨコにつなぐ次世代メンテナスの事例が、日立が2017年に買収したサルエアーの事例だ。これまでに空気圧縮機のプロダクト強化を終え、2019年からはロボットSI事業との連携によるOTとの連携を進め、2020年からはKDDIとの協業で展開する「IoT世界基盤」とつながることでIoT化への対応を果たす。また、場でつなぐ次世代メンテナンスとしては、ある化学メーカーと東京海上日動火災保険との協業が事例として挙げられる。化学メーカーが、日立との協業によりプラント全体の状態変化や異常予兆のリアルタイム診断が可能なIoT化を実現する一方で、東京海上日動火災保険が予兆診断結果に基づいて財務負担を軽減するという内容になっている。

サルエアー場でつなぐ サルエアーにおけるとのヨコにつなぐ次世代メンテナンスの事例(左)。化学メーカー、東京海上日動火災保険との場でつなぐ次世代メンテナンスの事例(右)(クリックで拡大) 出典:日立製作所

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