自立歩行支援を目的とした介護機器の開発に着手医療機器ニュース

ジェイテクトは、自立歩行支援を目的とした介護機器「J-Walker テクテック」の開発に着手した。自立歩行が困難な要介護者の歩行を支援し、自立度を高める歩行器で、2020年度の販売開始を目指す。

» 2019年06月12日 15時00分 公開
[MONOist]

 ジェイテクトは2019年5月27日、自立歩行支援を目的とした介護機器「J-Walker テクテック」の開発に着手したと発表した。自立歩行が困難な要介護者の歩行を支援し、自立度の向上を目指す。

 安全技術として、「歩行アシスト機能」を搭載。上り坂アシスト、下り坂ブレーキ、片流れ防止、転倒予防ブレーキを備え、安心して歩行ができる。

 また、「トレーニング機能」の装備により、歩行者の動きに合わせてグリップがスライドする。これにより、ポールウオーキング研究成果に基づく腕振り歩行で姿勢の良い歩行ができる。歩行器が使用者から離れ過ぎると近づき、逆に、使用者に近づき過ぎると離れ、歩行器と使用者が適切な距離を保つように設定できる。

 介護施設および家庭での使用を想定し、2020年度の販売開始を目指して開発を進める。なお、同製品に関する詳しい情報を2019年秋に発表する予定だ。

photo 介護機器「J-Walker テクテック」概観図 出典:ジェイテクト
photo トレーニング機能 出典:ジェイテクト
photo 歩行アシスト機能 出典:ジェイテクト

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