特許情報提供サービスにAI活用のオプションを追加製造ITニュース

日立製作所は、特許情報提供サービス「Shareresearch」の新機能として、AIを活用した「AI読解支援オプション」「自動分類付与オプション」「技術マップオプション」という3つのオプションを追加し、発売した。

» 2019年07月09日 09時00分 公開
[MONOist]

 日立製作所は2019年6月13日、特許情報提供サービス「Shareresearch(シェアリサーチ)」の新機能として、AI(人工知能)を活用した「AI読解支援オプション」「自動分類付与オプション」「技術マップオプション」という3つのオプションを追加し、発売した。

 特許公報に記載される課題は、一般的に長文で情報量が多い。そのため人手で特許公報を読解し、特許内容が把握できる課題を抽出する作業に膨大な時間を要していた。AI読解支援オプションは、特許公報の文章から対象となる課題を高精度に自動で抽出し、業務の効率化を支援する。

 製品企画時などの特許調査をする場合に検索が容易になるよう、知的財産部門が特許公報に分類コードを人手で付与している企業もある。自動分類付与オプションは、AIと文書解析技術によって特許を高い精度で自動分類する機能だ。

 技術マップオプションは、Shareresearchで検索した特許出願技術の動向を、簡単な操作でマップ形式に可視化する。各特許を構成する技術とキーワードや、類似の特許を視覚的に分析できるようにする。

 これら3つのオプションとも、価格は個別見積もりとなる。

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