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» 2019年08月09日 09時30分 公開

モノづくり業界転職トレンド(11):お勧めしたい「夏休み」の過ごし方 (2/2)

[杉本恭子,MONOist]
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今年の夏は転職市場が動いている

 夏休みシーズンは、転職エージェントに相談するタイミングとしても、意外と適している。ホリデイ気分もあってか、求職者の動きが若干鈍くなるので、競争相手が少なく選びやすい時期ともいえるからだ。ただ転職エージェントへの登録は、「転職する!」と意思表示するようで、軽い気持ちではできないと感じている人も少なくないだろう。しかし「転職をするかどうか、できるのかどうかという段階から相談していただいた方がいい。相談していただくことで、希望する求人が市場にあるのか、いま動くべきなのかなど分かることも多く、メリットは大きいと思う」と関寺氏。登録して希望を伝えておけば、希望の求人が発生したときに案内を受けることもできるという。

 求職者の動きが鈍くなるように、求人側である企業も、夏は営業日自体が少なく、動きが鈍くなるのが例年の傾向。しかし今年はちょっと違う。経済状況の変化が激しいので、毎年5月ごろから中途採用を始める企業が今年は8月から始まったり、スポット的に一部の部署だけ採用を開始したりと、今年の夏に限っては、転職市場の動きが大きいというのだ。

 満遍なく求人があるというわけではないが、この時期に出てくる求人は、その企業にとって特に必要性が高い人材や、今後伸びることが予測されている分野である可能性が高い。そのため「採用までの進行が早かったり、入社後にパフォーマンスを発揮しやすかったりと、質のよい求人が多い」(関寺氏)という。世界経済が目まぐるしく変化しているように、求人についても4月の段階と現在とでは内容が変化している。これから求人を探すという人だけでなく、春以降、いったん転職活動を休止していたという人も、あらためてウォッチしてみる価値がありそうだ。

 今の経済状況や今後の見通しを考えると、今後は一様に求人があるという状態ではなくなっていく可能性がある。夏休みは全身の力を抜いてのんびりしたいところだが、数日間、転職について考える機会にするのも、有効な過ごし方かもしれない。

関寺庸平氏 クイック 人材紹介事業本部 自動車チーム マネージャー

自動車業界を中心に、製造業の転職コンサルタントとして12年の実績。前職では上場メーカーで技術営業をしていたため技術者のキャリアに詳しく、電気・機械・ソフト系技術者の支援に強みを持っている。NHKや日経新聞に製造業の転職市場についてコメントを提供。

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