処理性能が従来機の3倍以上に向上した、高性能タッチパネルPCFAニュース

コンテックは、高性能タッチパネルPCの新製品「パネルコンピュータ XPT-T1000」シリーズの受注を開始した。従来製品比3倍以上の処理能力を持つCore i7-7600Uと8Gバイトのメモリを搭載し、省電力ながらも高い演算、描画能力を発揮する。

» 2019年08月23日 07時00分 公開
[MONOist]

 コンテックは2019年7月30日、第7世代インテルCore i7 プロセッサ(Kaby Lake U)を搭載した、高性能タッチパネルPC「パネルコンピュータ XPT-T1000」シリーズの受注を開始した。

 XPT-T1000シリーズには、12.1インチタイプの「XPT-T1000LX」と15インチタイプ「XPT-T1000HX」の2モデルがある。従来製品比3倍以上の処理能力を持つCore i7-7600Uと、8Gバイトのメモリを搭載し、省電力ながらも高い演算、描画能力を発揮する。CPUは、安定供給できるEmbeddedタイプを採用している。

 両タイプとも、耐久性に優れた5線式抵抗膜タッチパネルを採用。同パネルは動作寿命が3600万回と長寿命を誇る。

 拡張インタフェースとして、DVI-D、DisplayPortを1つずつ、1000BASE-TとUSB2.0を2つずつ、USB3.0は4つ、シリアル(RS-232C)を2つ搭載する。また、スロットイン方式の2.5インチSATAディスクスロットを2スロット搭載する。

 さまざまな電源環境で使用できるよう、10.8-31.2VDCのワイドレンジ電源に対応。別売りのACアダプターを用いれば、100-240VACの電源環境でも使用できる。

 同シリーズは、組み込み用途に適した設計となっている。選択式OSのWindows 10 IoT Enterprise 2019 LTSCプリインストールタイプでは、OSのライトフィルター機能を使用して、記憶装置への不要な書き込みを禁止できる。また、CPUファンを廃したファンレス設計により、ホコリや異物の侵入を心配する必要がない。加えて、経年劣化する部品の使用を極力抑えることにより、保守点検業務の負担を大幅に軽減する。

photo 左:「XPT-T1000LX」、右:「XPT-T1000HX」(クリックで拡大) 出典:コンテック

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