中ボタン操作がしやすい、3D CAD設計者向けマウス登場CADニュース

エレコムは2019年8月中旬から、中ボタンでのクリック操作が可能な3D CAD用ホイールレスマウス「M-CAD01DBBK」と「M-CAD01UBBK」の販売を開始した。

» 2019年08月26日 06時30分 公開
[八木沢篤MONOist]

ホイール付きマウスで発生していた3D CADの誤操作を解消

 エレコムは2019年8月中旬から、中ボタンでのクリック操作が可能な3D CAD用ホイールレスマウス「M-CAD01DBBK」と「M-CAD01UBBK」の販売を開始した。

 市販の3D CADソフトウェアの種類によっては、マウスの左右ボタンを用いた操作に加え、中ボタン単独または左右ボタンとの組み合わせによる操作に対応した製品がある。こうした3D CADソフトウェアを使用する場合、一般的なホイール付きマウスでは「操作がしにくい」「誤操作が発生しやすい」という課題があった。

 今回発表の新製品はホイールをなくし、中ボタンを装備することで、こうした課題を解消。ホイールによる誤操作がなくなり、3ボタン操作に慣れている設計者が安心して利用できるという。M-CAD01DBBKは2.4GHz帯を採用した無線タイプ(単三形乾電池1本で動作)で、M-CAD01UBBKはUSB接続の有線タイプ(ケーブル長は約1.5m)となる。

M-CAD01DBBKM-CAD01UBBK (左)無線タイプの「M-CAD01DBBK」/(右)有線タイプの「M-CAD01UBBK」 ※出典:エレコム [クリックで拡大]

 両製品ともに、左右対称フォルムのシンメトリーデザインを採用。右利き左利き問わず使いやすい形状になっている(マウスの本体サイズは共通で70.5×110×38mm)。また、全てのボタンにおいて、オムロン製のスイッチを採用しており、高信頼性、高耐久性に加え、心地よいクリック感をもたらすという。

 センサー部は、小さな凹凸やほこりがあっても正確に光が反射し、高い読み取り精度を可能とするBlueLEDを搭載することで、快適なマウス操作を実現する。マウス本体底面には、用途に合わせて読み取り解像度(カウント数)を600、1200の2段階で変更できるよう切り替えスイッチが設けられている。

 対応OSは、「Windows XP」「Windows 7」「Windows 8.1」「Windows RT8.1」「Windows 10」。販売価格(税別)は、無線タイプのM-CAD01DBBKが4420円、有線タイプのM-CAD01UBBKが3530円である。

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