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» 2019年08月27日 10時00分 公開

産業オープンネット展2019特別企画(MECHATROLINK協会):現場革新を実現するMECHATROLINK、産業オープンネット展で次世代規格の魅力を訴求

スマート工場化など工場内でのデータ活用に関心が高まる中、現場に近い領域でのデータを活用するため産業用ネットワークに注目度が増している。そのうちの1つに、MECHATROLINK協会が推進する新規格「MECHATROLINK-4」と「Σ-LINK II」がある。

[PR/MONOist]
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 2019年で8回目となる「産業オープンネット展2019」(2019年7月23日 大阪・グランキューブ大阪、同年7月30日 東京・大田区産業プラザPiO)が開催された。10の団体と52社のメーカーが集まり、それぞれの「つなぐ技術」と「つながる製品」をテーマに実機の展示やセミナーが行われた。

 最新情報の入手やネットワーク知識の向上を目的とした多くの来場者が訪れる同イベントでは、IoTやスマート工場化に対応したコンセプトや技術が紹介される。その内の1つにMECHATROLINK協会が推進する次世代の新規格「MECHATROLINK-4」と「Σ-LINK II」がある。現場革新の実現に貢献する2つのネットワークについて取り上げる

photo 産業オープンネット展におけるMECHATROLINK協会の展示エリアの様子(クリックで拡大)

分散制御時代に最適な機能を備えた「MECHATROLINK-4」

 「MECHATROLINK-4」は、従来のMECHATROLINKが持つ特長である「モーションに強いフィールドネットワーク規格」を維持しつつ、スマート工場化を見据え分散制御や現場からのデータ活用実現を目指した規格となる。接続ノード数の拡大や設計の自由度拡張、マルチマスター採用など、モーション制御ネットワークとしての機能を高め、機器開発の柔軟性を強化している。

 製造現場でデータ活用を行おうとした場合、生産ラインの各種機器や機器内部などでバラバラのタイムスタンプであるため時刻同期が難しく、一貫したデータ分析が行えないケースがよく発生する。新たなネットワーク技術として注目され、各種産業用ネットワーク団体が対応を表明している「TSN(Time Sensitive Networking)」が評価を受けているのは、こうした時刻同期性が評価されたことが背景としてある。ただ、MECHATROLINKでは以前から持つ時刻同期性能を活用することで、機器の動作データなどを、一貫したタイムスタンプでの情報収集を可能としており、データ活用に最適な機能を保有している。さらにTSNによる他ネットワークと同期する機能なども新たに開発する方針を示しており、これらのデータ活用機能をさらに強化していく。

 また、従来は独自の専用ハードウェアを組み込む必要があったが、MECHATROLINK-4ではソフトウェアプロトコルスタックにも対応。ハードウェア、ソフトウェアのどちらも選択できるようになった。その他の実装手段として、マルチプロトコルASICなども準備することで、さらなる機器開発の柔軟性を実現している。

photo MECHATROLINK-4のコンセプトデモ展示。(クリックで拡大)

サーボモーターからの情報活用を実現するΣ-LINK II

 機器の末端からのデータ活用を進めるという意味で、MECHATROLINK-4と同様に注目度が高まっているのが、Σ-LINK IIである。Σ-LINK IIは、サーボアンプとサーボモーター間のエンコーダー用通信を活用し、センサー情報を直接サーボアンプに取り込むことができる通信規格である。従来はセンサーなどには個別に配線が必要だったが、サーボモーターなどを通じてセンサーデータを取り込めるようになる。そのため省配線化などが可能となるという点が特長だ。

 製造現場では、現場から直接データを取得することが難しく、配線を含む通信経路の確保が課題になることも多い。Σ-LINK IIを活用することで、センサーからサーボモーターにつなぐことができれば、サーボアンプを経由してコントローラーなどにデータを集約することが可能となる。工場内で従来難しかった領域でもデータ活用を進められるというわけだ。実際に「工場のIoT活用の一環で関心を集めている」(MECHATROLINK協会)としている。

2つの次世代ネットワークによる現場革新

 MECHATROLINK-4とΣ-LINK IIを使うことで、モーションデータとセンサーデータを同期した情報として活用できるようになる。時刻同期に苦しんできた工場内において、これまでにない大きな役割を果たす通信規格だと期待を集めている。「2018年度に仕様が公開され、普及拡大に向けた取り組みは着実に進んでいる。国内はもちろん、グローバルでの展開にも継続して注力していきたい」(MECHATROLINK協会)としている。

 MECHATROLINK協会は、2019年11月に開催される「IIFES2019」のオープンネットワークゾーン内に出展する計画だ。「MECHATROLINK対応製品を持つメーカーによる製品展示コーナーもブース内に設け、最新情報の発信を積極的に行っていく」と話している。

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提供:MECHATROLINK協会
アイティメディア営業企画/制作:MONOist 編集部/掲載内容有効期限:2019年9月26日