AIを用いた低負荷、高精度のナンバープレート認識ソフトウェアを提供開始人工知能ニュース

ディジタルメディアプロフェッショナルは、AI、ディープラーニング技術を用いた、車両ナンバープレートの認識ソフトウェア「ZIA Plate」のライセンス提供を開始した。OCRの1%という低負荷で、車両番号や地名などを高速、高精度に認識する。

» 2019年08月28日 08時00分 公開
[MONOist]

 ディジタルメディアプロフェッショナルは2019年7月30日、AI(人工知能)、ディープラーニング技術を用いた、車両ナンバープレートの認識ソフトウェア「ZIA Plate」のライセンス提供を開始した。

photo 「ZIA Plate」による認識イメージ(※プライバシーに配慮し、加工したナンバープレート画像を使用)(クリックで拡大) 出典:ディジタルメディアプロフェッショナル

 ZIA Plateは、同社のAIソフトウェアプラットフォーム「ZIA Analyze」の第1弾製品となる。AI、ディープラーニング技術を活用してナンバープレートの地名、分類番号、平仮名、車両番号を95%の精度、116msの速度で認識する。

 OCR(光学文字認識)技術と比べて負荷が100分の1と低いことから、CPUやGPU、同社のAIプロセッサ「DV720」などのエッジ側デバイスに実装できる。また、ソースコードで提供されるため、特定のターゲットデバイスへの実装や、画面レイアウトの設計変更にも対応する。

 ZIA Plateは、一般道路のカメラのみならず、工場や病院、ホテル、公共施設、金融機関など、多様な分野での活用が見込まれる。

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