国を越えて自動でサービスを切り替え、IoTデバイス接続の新ソリューション製造業IoT

Armは、新しいIoTコネクティビティ管理ソリューションとして、高度な自動化エンジンを搭載した「Pelion Connectivity Management 2.0」の提供を開始した。国やネットワークを越えて、デバイスの接続と管理を自動化できるようになる。

» 2019年08月30日 11時00分 公開
[MONOist]

 Armは2019年8月1日、新しいIoT(モノのインターネット)コネクティビティ管理ソリューションとして、高度な自動化エンジンを搭載した「Pelion Connectivity Management 2.0」の提供を開始した。

 Pelion Connectivity Management 2.0は、新たに搭載された自動化機能により、デバイスが国をまたいで移動する場合も、正確にサービスを選択し、設定を保証する。また、ネットワークトラフィックを監視して、毎月の請求額が設定したしきい値を超えないようにするなど、物理的な世界で起こることをきっかけとしたルール作りができる。

 今回の発表は、コネクティビティの障壁を解消し、IoT環境の拡大を目指したいというモバイルネットワーク事業者(MNO)の要望に応えるものだ。Pelion Connectivity Management 2.0はビジネスプロセスも自動化するため、MNOがエンタープライズ顧客にIoTサービスを提供する際のIoT環境の運用コストを削減し、利益率を向上する。

 Armは同時に、ポルトガルのコミュニケーションエンターテインメントグループNOSとの新規契約についても発表した。NOSは今後、IoTの加入者基盤全体をPelion Connectivity Management 2.0に移行して、IoTコネクティビティの最新化を図り、ポルトガル国外の顧客に向けたサービスを拡大していく。

photo 「Pelion Connectivity Management 2.0」利用イメージ 出典:Arm

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