空を飛び地を駆ける、楽天と西友が推進するロボット商品配送サービス物流のスマート化(1/2 ページ)

楽天と西友は、一般利用者からの注文を受け、神奈川県横須賀市内の「西友リヴィンよこすか店」から港湾緑地「うみかぜ公園」へ、UGV(自動走行ロボット)を活用して商品を配送するサービスを実施している。一般利用者を対象としたUGVによる商用配送サービスは、国内初の取り組みになるという。

» 2019年10月02日 10時00分 公開
[長町基MONOist]

 楽天と西友は、一般利用者からの注文を受け、神奈川県横須賀市内の「西友リヴィンよこすか店」から港湾緑地「うみかぜ公園」へ、UGV(Unmanned Ground Vehicle:自動走行ロボット)を活用して商品を配送するサービスを、2019年9月21日〜10月27日までの約1カ月間実施している。一般利用者を対象としたUGVによる商用配送サービスは、国内初の取り組みになるという。実施日は土曜日および日曜日の週2回。注文受付開始時間は、各実施日の午前8時で、最大1日12件の配送を行う予定。また、雨天などの悪天候時には運用を中止する。

配送サービスに用いられるUGV 配送サービスに用いられるUGV(クリックで拡大) 出典:西友

西友リヴィンよこすか店ではドローン商品配送サービスも実施

 今回UGVによる商品配送サービスを行う西友リヴィンよこすか店は、楽天と西友が同年7月から横須賀沖の猿島向けに行っているドローンを用いた商品配送サービスを提供している店舗だ。うみかぜ公園は、この西友リヴィンよこすか店に隣接している。

猿島向けに行っているドローンを用いた商品配送サービスのイメージ映像(クリックで再生) 出典:楽天ドローン

 バーベキューやピクニックなどを目的にうみかぜ公園を訪れた一般利用客は、注文者自身のスマートフォンに「楽天ドローン」アプリをダウンロードし、楽天IDでログインすれば、西友リヴィンよこすか店で取り扱う、精肉、野菜、酒、飲料、消耗品、ばんそうこうなど、生鮮品を含む食材や飲料、救急用品など約400品目の商品を注文できる。提示される配送可能時間から受け取り希望時間と場所を選択し、「楽天ペイ(オンライン決済)」で支払いを行うと、注文が完了する。UGVの配送状況は、アプリ上で確認でき、商品が到着するとアプリにプッシュ通知が届く。このプッシュ通知に記載された暗証番号を、到着したUGV後部のタッチパネルに入力することで、商品を受け取ることができる。配送料は300円(税込み)で、商品代金とは別途加算される。

商品をUGVに積み込むスタッフ 商品をUGVに積み込むスタッフ

 UGVは、うみかぜ公園内における走行ルートをあらかじめマッピングしており、完全自動運転で走行する。走行を妨げる障害物や道を横切る通行人などは、その都度センサーを用いた自動検知でぶつからないように対応する。今回の商品配送サービスにおける走行速度は時速5〜6kmで人が歩くのと同じ速さだが、機能としては最大で時速20kmまで出すことができる。また、最大積載量も50kgあるが、今回のサービスでは注文に合わせた適切な積載量で配送している。

UGVはセンサーを用いた自動検知で通行人との衝突を避けられる UGVはセンサーを用いた自動検知で通行人との衝突を避けられる(クリックで拡大)
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.