第46回東京モーターショー2019 特集
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» 2019年10月28日 06時00分 公開

東京モーターショー2019:路面にマークを描いてドライバーに注意喚起、マイバッハSクラスのヘッドランプ

マレリ(MARELLI)は「第46回東京モーターショー2019」(会期:2019年10月24日〜11月4日、東京ビッグサイト他)において、メルセデスベンツ(Mercedes-Benz)「マイバッハSクラス」の最新モデルに採用されたヘッドランプを展示した。

[齊藤由希,MONOist]

 マレリ(MARELLI)は「第46回東京モーターショー2019」(会期:2019年10月24日〜11月4日、東京ビッグサイト他)において、メルセデスベンツ(Mercedes-Benz)「マイバッハSクラス」の最新モデルに採用されたヘッドランプを展示した。このヘッドランプには、走行場面に合わせて配光をきめこまかく制御したり、ドライバーに注意を促すためのマークを路面に投影したりするデジタルライトプロセッシングユニットが組み込まれている。

マイバッハSクラスのヘッドランプ(左)。その中に組み込まれているデジタルライトプロセッシングユニット(右)(クリックして拡大)

 マレリはヘッドランプユニット全体を手掛けている。この中に組み込まれているデジタルライトプロセッシングユニットは、3つのLED光源と130万個のマイクロミラーで構成されている。従来のヘッドランプよりも細かく配光を制御することで、対向車や前方車、歩行者がまぶしさによって幻惑するリスクを最小限に抑える。マイバッハSクラスの最新モデルでは、カメラやセンサーで他の車両や歩行者を検知するとともに、デジタルナビゲーションマップと自車位置を突き合わせて可能な限り最適な配光に調整する。

 幻惑を防ぐだけでなく、特定のマークを表示することでドライバーに注意を促す機能も持たせた。次のステップでは周囲とのコミュニケーションを可能にすることも目指しているという。

 表示するマークはメルセデスベンツ独自のものではなく、マレリとメルセデスベンツがドイツ政府とともに法整備した公的なデザインだ。工事現場など道路の幅員が狭くなる場所でガイドラインとなる線を示したり、車両のセンサーが検出した歩行者の方向を示したりする。この他、車間距離、路面が滑りやすいことの表示、凍結への注意喚起、前方車両への追突を警告するマークなどが法律で定義されており、マイバッハSクラスのヘッドランプも投影に対応している。

 なお、路面にマークを表示する機能は現時点ではドイツ国内でのみ有効だという。

ヘッドランプから投影される画像のイメージ(左)。ハイビームのイメージ(右)。どちらもプロジェクターではなくデジタルライトプロセッシングユニットで投影している(クリックして拡大)
走行場面に合わせて配光を制御する様子のイメージ(クリックして拡大)

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