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» 2019年12月03日 07時00分 公開

第6回鉄道技術展2019:オムロンがAI、ロボティクス、IoTを活用した近未来の駅のカタチを提案 (2/2)

[八木沢篤,MONOist]
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駅員やロボットの的確な配置や業務対応を支援

 「係員」の画面では、スマートフォンやウェアラブル端末などのスマートデバイスを装着した駅員が、駅構内のどこで、どのような業務に当たっているかを可視化できる。さらに駅インターフォンなどの呼び出し現場を特定して、近くにいる手の空いた駅員を派遣するといった指示出しも行える。

「駅業務支援システム」における「係員」の画面イメージ 「駅業務支援システム」における「係員」の画面イメージ[クリックで拡大]

 展示会場では、開発中の肩掛けタイプのウェアラブル端末「THINKLET」(提供:フェアリーデバイセズ)を用いた始業業務支援/駅業務支援ソリューションを提案。マイク、カメラ、モーションセンサーによりハンズフリーでの利用が可能で、Wi-FiおよびLTE通信(SIM内蔵可)を介してコントロールセンターとの連絡、指示を仰ぎながらの業務対応、異常確認時の迅速な措置が行えるという。また、深刻な人手不足の解決策として提案中の警備ロボット、手荷物搬送ロボット、清掃ロボット、案内ロボットなどの稼働状況についても「設備」の画面上で把握することが可能だ。

 THINKLET THINKLET THINKLET 肩掛けタイプのウェアラブル端末「THINKLET」[クリックで拡大]

駅構内設備のスマートメンテナンスを実現

 そして「設備」の画面では、文字通り、駅構内にある改札機や券売機、ロッカーやエスカレーター、エレベーターなどの設備の稼働状況を監視し、異常が発生した際は、どこのどの設備がどのような状況にあるのかを画面上に詳しく示してくれる。展示ブースでは改札機に券づまりが発生した様子を再現して見せた。「設備情報については、過去のメンテナンス履歴やセンサー感度の動き、エラー発生回数などをビジュアルで詳しく確認することが可能だ。設備にトラブルが発生した際、一次情報をコントロールセンターで確認できるため、初動対応時に的確な処置が可能となる。いわゆるスマートメンテナンスに活用できる」(説明員)。

 設備 設備 「駅業務支援システム」における「設備」の画面イメージ[クリックで拡大]

 その他、展示ブース全体を近未来の駅に見立て、白杖を持つ人を認識して伴奏する案内ロボット、駅ホームに設置する転落検知システム(商品化済み)、多言語対応の駅案内ロボット(実証実験中)、モバイルロボット「LDシリーズ」とアーム型協調ロボット「TMシリーズ」を組み合わせたバックヤード業務支援のソリューションなども提案していた。

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