IIFES2019 特集
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» 2019年12月10日 08時30分 公開

IIFES2019:ローカル5Gとエッジコンピューティングを連携、Edgecrossがコンセプト示す

エッジコンピューティングにおける共通基盤構築を目指す「Edgecrossコンソーシアム(エッジクロスコンソーシアム)」は「IIFES2019」(2019年11月27〜29日、東京ビッグサイト)において「スマートなバリューチェーンの実現」をテーマに、Edgecross対応製品のラインアップやソリューションを披露。新たにローカル5Gとの連携や、設計領域との連携などのコンセプトも紹介した。

[三島一孝,MONOist]

 エッジコンピューティングにおける共通基盤構築を目指す「Edgecrossコンソーシアム(エッジクロスコンソーシアム)」は「IIFES2019」(2019年11月27〜29日、東京ビッグサイト)において「スマートなバリューチェーンの実現」をテーマに、Edgecross対応製品のラインアップやソリューションを披露。新たにローカル5Gとの連携や、設計領域との連携などのコンセプトも紹介した。

photo IIFES2019で対応製品やソリューションで具体的な価値を訴えたEdgecrossコンソーシアム(クリックで拡大)

複数ブースで連携して遠隔監視

 「エッジクロスコンソーシアム」は2017年11月にアドバンテック、オムロン、NEC、日本IBM、日本オラクル、三菱電機の6社が幹事会社となって設立。その後日立製作所も幹事会社として加わり、この7社を中心に運営を進めている。2018年5月にはこのエッジコンピューティングの共通基盤となる「エッジクロス」基本ソフトウェアとデータ連携を実現するデータコレクタ、アプリの販売が開始(※)。参加企業は2019年9月までに290社を超えており、対応製品の拡大と具体的な価値創出に力を注いでいるところである。

(※)関連記事:エッジクロスがエッジコンピューティング用基本ソフトを発売、値段は10万円から

 IIFES2019でも、加盟企業の対応製品を紹介した他、複数企業の製品を組み合わせて遠隔監視が行える様子などを披露。複数のデバイスからの情報をEdgecross経由でBIツールにより表示する様子などを訴求していた。

photophoto 日本マイクロソフトブースで紹介されたEdgecrossコンソーシアムブースの実演デモの映像(左)とそのデータ(右)。簡単に遠隔監視が行える様子を紹介した(クリックで拡大)出典:日本マイクロソフト

ローカル5Gとの連携や、設計データとの緊密連携も

 また、新たなコンセプトとして「ローカル5G」との組み合わせなどについても紹介した。5Gは、高速通信や低遅延、多数同時接続などの特徴に注目が集まるが、産業領域では、通信キャリア以外の事業者が、独自の基地局を設置して5Gを活用する「ローカル5G」への期待が高まっている。ローカル5Gを活用することで、現場に近い領域でも、無線により膨大な数のセンサーデータの収集が可能となる。Edgecrossコンソーシアムではこうした環境の変化に対し、集めたそれぞれのデータフォーマットの差異についてはEdgecrossで吸収するが、データ量の増加に対応する計画を示す。従来は産業用PCなどのコンピューティング端末を対象としていたが、新たにEdgecrossをWindows Serverに対応させる計画だという。

 さらに、従来は製造現場の情報などを中心に扱っていたが、設計データなどエンジニアリング系のデータとの連携を進めるツールなども今後用意する計画を示した。設計データを取り込み、ラインの設備に自動反映するような仕組みなど、変化する現実世界と仮想世界との緊密な連携を高めていく。

photo ローカル5GとEdgecrossとの連携なども描いている(クリックで拡大)出典:Edgecrossコンソーシアム

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